"dinning chair"

4月も最終日。 いよいよ、GWも始まり、この時期はいつも"渋滞情報"をよく耳にするようになります。 多くのものがよりスピーディーに手に入る今日だからこそのニュースなのかもしれません。 この"スピード"が便利でメリットや、ステータスになっていることがたくさんあると思うのですが、僕はそのスピードにも"向き、不向き"のようなものがあると考えていて、それらをしっかりと見極めて、気持ちを整えることが大切なのだと、いつも自分に言い聞かせいています。 日頃からそんなことを考えているのには、僕が木の家具を作っている理由にあります。 木の家具を作っている理由・・・それは"やさしさ"が育まれる。からです。 日々の暮らしの中で使う道具は、完成した時は良い意味で"0点"であり、使う人の習慣に徐々に馴染んで、色が変わり、思い出が刻まれていき、ゆっくりと加点されていくものだと考えています。 それには5年、10年、20年という時間が必要で、このゆっくりと待つ時間を通して"やさしさ"を育むことができると思っており、そのやさしさは"人の成長をゆっくり見守るやさしさ"に繋がっていると思っているのです。 だから、僕は木の家具を作っています。 北欧の文化に共感しているのも、人を育てることが国の財産になり、社会全体で豊かな心、教育をサポートしていこうという"やさしさ"に共感しているからです。 僕自身も、スピードに惑わされることが、多々ありますが、自分の芯は見失うことなく、これからも家具を作り続けていきたいと思っています。

"お問い合わせ"。

最近、とてもありがたいことに、"ホームページ"からのお問い合わせを、多くいただくようになりました。 以前は、自宅で使用している家具を、工房に移動してご覧いただいていましたが、現在は、直接自宅にお越しいただいて、家具に触れていただくことにしております。 サッとお掃除はしていますが、僕たちの日々の生活スタイルは残しており、店舗のように整っているわけでなく、実際に家具がどのように使用されているのかを、体感していただけます。 緑茶を飲みながら、ゆっくりとインテリアや生活スタイル、僕の部屋で困っていることなど、普通にお話できたらいいなぁと思っています。 また、いつも"寄り"の写真しか撮らないので、、、家具全体の雰囲気もご覧いただけていいかと思います:) 僕のレンズの好みの問題と、家具の写真撮るときは"人"も入っている方が正直、好きなので・・・すみません。) お気軽にお問い合わせいただけたらと思います:)

"素材と向き合うこと"。

工房前の装いも、桜からたんぽぽに変わりつつあり、たった一週間でも、"春"という時間の中の移り変わりを感じます。 今週も完成した家具を見ながら、様々なことを振り返るわけですが、最後にたどり着くのは、やはり"師匠への感謝"の気持ちです。 私が師匠のものづくりから感じたことは、木、合板、ポリ板、メラミン、鉄、真鍮など、どんな素材であっても、しっかり魅力を引き出す加工をして仕上げること。 こうしてなんとなく見えてきたのが、"手抜き"とは素材のランクを下げることや、機械を使うことを言うのではなく、"必要な加工の手間"を省き、素材と向き合わないことを言うのだろうなということです。 合板でも、化粧板でも、しっかりと必要な加工を、丁寧に加えると"ずっと使ってもらえる家具"、"加点されていく家具"にすることができるのです。 実際に、北欧では突き板の家具の方が高い評価を得ることがあると言われるほどです。 自分たちの生活スタイル(習慣)に合う、もしくは目標とする生活スタイルに合った家具や素材をしっかりと選ぶことが、心を豊かにしてくれる習慣に近づくのかなと感じています。

"日曜大工"。

たった一週間で、ポカポカ陽気の日が増えたように感じています。 桜もほぼ満開になり、近所の小学校でも入学式が行われていたりと、新年度の爽やかな空気を感じています。 息子も進級して、年中さんになりました。 僕自身、幼稚園の頃からの色々な記憶が鮮明に残っているので、きっと息子も今の風景や、僕たちとの会話などを記憶していくことでしょう。 年中さんになり、おもちゃや洋服の片付けを自分でできるようになってきて、息子が少し自分の収納を楽しむ姿や、ついには形をリクエストしてくるようにもなりました。 そんな細かいところまで?と思うようなことまでリクエストしてくるので、思わず驚きの表情で妻を見ると"自分の息子でしょ?"と、遺伝であることを悟らされました。 自分のこととして振り返って見ても、同じようなことが言えます。 この"インテリアが好き。"とか"家具を作りたい。"という気持ちの原点が、どこから来るのだろうかと記憶を辿ると、幼い時の"父の姿"からくるものだとわかりました。 僕の父は、子供の成長に合わせて、家族の習慣の変化に合わせて、お休みの日を利用しては、家中の家具を作っていて、今でも実家に帰ると、ウッドデッキや神輿など、何かしら作ったものを見かけるほど、作る姿を見せてくれていました。 このおかげで"家族のためのインテリア"とか"日曜大工"という言葉、行動が自然と好きになり、今に至るのだと思うのです。 これから息子が何を感じながら、どういうことを記憶していくのかは僕ら次第ですが、奇跡的に繋がっているとしか思えないこの"時間の繋がり"を、これからも大切にしていこうと思っています。

©️ LØKKE furniture​      ルークファニチャー​

​・aichi ichinomiya

・pelican2255@gmail.com