卒園式

先日、息子が無事に卒園することができました。 約5年間お世話になったこども園。 とても一言では言い表せないほど、お世話になった先生方には感謝の気持ちで溢れています。 未満時から5歳くらいまではほとんど僕が一緒に登園していたのですが、息子を楽しませたくて、どんな話をしようか、どんな音楽をかけようか、などなどそんなことを考えることがもう本当に楽しくて楽しくて、幸せな時間でした。 その登園時の息子の様子で僕の1日のテンションが決まるという日々でしたので、少し真面目な話をしてしまった日や、バタバタしてしまった日などは、"一体何をしているんだ・・・。"と自分を責めて、どっぷり反省沼に浸かっていた日も少なくなりません。 妻が産休、育休に入ってからは、妻も一緒に登園してくれて、息子もますます楽しそうでした。 なんと言ってもやっぱり”お母さん”! ”僕個人の考え”ですが、子供はお母さんが元気で笑っていてくれたら、絶対に幸せだと思っています。 それは自分の子供の頃の経験で、お母さんが元気に笑っていてくれたからそう思うのでしょう。 だから、結婚するときに"どうやったら妻がいつもどおり笑っていられるか。"を第一に考えていました。 僕に撮って主役は子供。主役が幸せでいれくれるためには妻に笑っていてほしい。この考えは心に決めていました。 そして僕らの人生の主役の一人である息子が、こうして元気に笑顔で成長してくれて、本当によかったと、妻や周りの方々のサポートに感謝しています。 式の途中、構えていたビデオカメラに映る、ハンカチで涙を拭く妻の姿。 僕も号泣するのだろうと思っていたのですが、終了証書を受け取る前

ダイニングテーブル。

今回のダイニングテーブルは国内挽きのウォールナット材で製作。 アメリカのくるみの木です。 日本では沢ぐるみや、鬼胡桃が有名ですが、木の色が全く違います。 "高級"というイメージが優先しがちですが、それ以上に様々な意味を持つ素敵な木で、色々と調べていくと、その内面的な魅力の虜になります。 よく登場するこのダイニングテーブルのデザインは、東京のスヴェイルファニチャーの三宅さんと考案したもので、もう独立してからずっと製作させていただいています。 もう何台お届けしたことでしょう。。。 三宅さんとは家具の販売をしていたときに出会い、かれこれ約12年。 僕が独立してすぐに三宅さんも独立して、吉祥寺に店舗を構えました。 とてもやさしい方ですが、とにかく芯がしっかりしていて、僕がぶれていることを言えば、しっかりそれは違うと思うと伝えてくれるお兄さんのような存在です。 いわば、自分が話している最中に"あ、僕ぶれてきているな。"と自覚できるくらい、心を許してたくさん話ができる存在でもあります。 愛知と東京で、少し距離はありますが、こうして一緒にお仕事をさせていただき、いつも刺激を受けています。 お近くの方、また東京に行かれた際は、あの癒しのオーラをまとった三宅さんご夫婦がいらっしゃるスヴェイルファニチャーさんにお立ち寄りください。

ペーパーコードのベンチ

1300mmのペーパーコードのベンチ。 久しぶりのベンチでしたが、、、製作しながら"いいベンチだな。"と自分で思ってしまいました。 ベンチのメリットとデメリットは色々ありますが、僕自身、一番懸念している"重さ"が"軽い"ということがとてもいいなと思います。 重いというのは、今はいいかもしれないけれど、あとあとになって気になってくることがあります。 人は必ず年をとり、力が衰えてくると思うのですが、その時に"もう動かすのが面倒くさい。"となり、買い換えようかとなってしまうきっかけになりやすいということです。 僕の苦手四天王は"暑い、寒い、重い、電気のコード"です(笑) (カメラでも、なんでも、軽くて、電気のコードがないものを好みます。) そして、ペーパーコードの座り心地がやさしくて、お尻が痛くなりにくいというメリットもあります。 編み込むのは本当に大変な作業ですが、完成した時の充実感はまた格別です。 編みなおしや色も選択できるようになってきたペーパーコード。 やはりおすすめです:)

共進化。

息子が3才になったときに、おじいちゃんが見せた恐竜の動画を見たことがきっかけで、恐竜の世界、生き物の世界にどっぷりはまりだした息子。 ちょうどその時は、親になるということの責任をより一層噛み締めるとともに、肩に力が入りすぎて、子育てってむすがしいな〜。子供だからしょうがないのかな〜。と、考えていたときのように思います。 でも、その肩の力が"ふっ"と抜けた時のことを、今でもはっきり覚えています。 NHKの"恐竜特番"を息子と一緒に見ていて、司会のディーンフジオカさんが"共進化"の説明をはじめたときです。 共進化とは、草食恐竜が身を守るために体を大きくしてツノを身につけて進化、それに勝るように肉食恐竜も体を大きくして、牙を鋭くする。。。そうしてお互い刺激し合って進化していくこと。 この説明を聞いた時に、そうか!僕も親として始まったばかりなんだから、息子と一緒に進化していけばいいだけだ。と肩の力が抜けたのです。 それから、今まで"なんで?どうして?"と"疑問"に感じていた子供の行動が、すべて"なるほど!面白い"と"興味"に変わりました。 しょうがないではなくて、僕の伝え方を変えてみよう!とか、一緒に調べたり、考えたりしよう!と、とにかく一緒に何かをすることが楽しくなってきたのです。 人を変えるより、自分が変わった方が簡単だし、人のせいにするくらいなら、自分のせいにして自分を高めた方が、自然と相手も高まる。 どうにかしたい!とアンテナを張っていれば、やはり何かを引き寄せることができるんだ。と。 これから息子も娘もさらに進化していくけれど、何事にも諦めないで、家族と向き合って楽しんで進化

ダイニングテーブルへの想い。

ダイニングテーブルを製作しているとき、ふと思い出すことがあります。 それは昔勤めていた会社で、お客様に言われた一言です。 "一瞬でも、このダイニングテーブルを囲んで、家族団欒をしている姿を想像しました。" 住宅の相談を受けながら、テーブルの説明をしているとき、現品販売されているテーブルがあり、家を建てたらこのテーブルを使いたいです!と言われて、その場で予約お取り置きをしました。 すると、しばらくして"今買いたいというお客様がいるから!"と他の担当者から連絡が来て、その担当者が社長に相談したところ、"現金でいますぐなんだから、その人を優先しなさい。"とのことで、なんとその予約してあったテーブルを販売してしまったのです。 目先の利益を優先にして、お客様との約束を破られた僕は途方に暮れてお客様にご連絡。 言い訳なんてできるわけもなく、自分の責任です。とお伝えして、そして言われた言葉が、その一言です。 そんな目先の利益ばかり優先するやり方にどうしても納得が行かず、どんどん不信感を抱くようになった僕は"こんなことばかりしていると、5年後に潰れますよ!"と言い放ってその会社を退社。 その5年後、その会社は本当になくなってしまいました。 ダイニングテーブルを製作していると、ご注文をしてくださったお客様が、どんな思いでお店に訪ねてきて、どんな生活をイメージして、長い製作期間を待ってくださり、お届けを楽しみにしているのか。 いつも、色々と想像を巡らせ、ふとそんな思い出もよみがえったりします。 その想像に、少しでも近づけるように、そしてその想像を越えることができるように、ダイニングテーブルに限らず

3.11

今日は仙台に住む母の誕生日です。 母がこの日に誕生日のおかげで、姉の家にみんなが集まっており、無事がすぐに確認できたし、当時小学生だった甥も、まだオムツが必要だった姪も一緒にいることができました。 無意識に"お父さんはきっと大丈夫だ!お母さんに電話しなくちゃ。"と、繋がるまで何度も何度も電話をかけてしまいました。 奇跡的に繋がった電話。 停電で渋滞することを予測した母が、自転車で自宅に戻っている途中でした。 いつも強気な母の声がどんどん震えていったこと、今でもはっきり覚えています。 あの日から8年が経ちました。 僕は結婚して、息子と娘を授かり、甥は中学を卒業していよいよ高校生、姪も小学校高学年になります。 あの震災を生き延びて、18年間生活を共にし、たくさんの思い出をくれた愛猫は一昨年、天国に旅立ちました。 色々なことがあったけれど、そして今もこれからも色々あるだろうけれど、実家に帰って、美味しいご飯をみんなで囲んで、お酒を飲んで、日々のことや孫のことで笑ったり、些細なことで言い合いをしたりして、"あぁ、元気でいれくれて嬉しいなぁ。"とこれからも思っていたい。心からそう願います。 僕がフィムル写真を使っている理由のひとつは、震災です。 形に残っていたら、なんとかなる。そんな映像を見た時に、デジタルからフィルムに変えたいなと思い、父にあのカメラを譲ってもらいました。そして僕も息子にそんなことを言われる日が来たら、譲れるカメラを持っていたいと思い、またフィルムカメラを買いました。 家族写真をインスタグラムに上げていこうと妻と決めたのも、仙台の両親に、僕たちが元気に過ごしているという

800mmの丸い場所。

今回製作させていただいたのは脚が折りたたみ式の"座卓"です。 Fさんとの出会いはもう5年ほど前の名古屋テレビ塔で開催されていた"social tower market"。 そして、キーワードは"オマーン"。 その頃も額縁をメインに出店していて、Fさんが"オマーンに旅行に行ったときに購入した絵を飾りたい。"ということでフラッと立ち寄ってくださって、そして僕がイギリスにお邪魔していたときに、"オマーン出身"の友人がいたことがきっかけで、色々とお話させていただいたという感じです。 それから料理人である旦那さまの、"200年前の古伊万里のお皿"の額縁を製作させていただいたり、フィルム写真を撮影される奥様の写真の額縁をご注文いただいておりました。 そう、お持ちだったダイニングテーブルと椅子の高さ調整もさせていただいて、脚をカットするときに、とても緊張したのを覚えております。 どういう座卓にしようか、妻と金具や幕板、面取りなど、詰めに詰めました。 妻は足し算、僕は引き算、いつも通りの役割ですが、いつも強く感じるのは家具作り、デザインには"女性目線がかかせない!"ということです。 男性と女性では座る姿勢(あぐらと正座)も違うし、子供との距離感も違う。 折りたたみの構造も、金具を使うか使わないか。金具を選ぶときも、動きや制度、剛性など、ふとした安全面をケアしながら、でも気を使い過ぎず、お持ちの家具に合うように、そして "空間を喰わない"デザインに。 現在の住宅気密であれば、金具を使った方が木を無理やり使うよりも、きっとやさしく便利な構造になる。 そして"お子様を二人見ながら"なので、シンプルな

something just like this

息子がこども園に通うのも、残すところあと1ヶ月。 通った期間は未満児からなので5年半という期間だったということで、ほぼ小学校生活と一緒で驚きました。 行きたくない!などと駄々をこねることは、記憶する限りなかった気がします。 友達もたくさんできて、園生活を楽しんでくれていたようで、先生方にも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 未満児の時は、妻が朝からお仕事ということもあり、僕が一緒に登園する楽しみをひとりじめさせてもらっていましたが、娘の産休、育休中は3人で、たまに4人で登園させていただいていました。 息子もとても嬉しそうに登園していて、僕はその顔を見ることができてとても幸せです。 2月22日でルークとして独立して6年目になりました。 独立してから、あーしたほうがいいかな、こーしたほうがいいかな。と様々なことを考えながらお仕事をしていたとき、ラジオから流れて来たある曲を、今でもテーマソングのように聞くときがあります。 それがcold playとchain smokersの"something just like this"です。 この曲は恋人に向けられた歌詞だと思いますが、僕には家族からのメッセージのように響いてきたのを覚えています。 色々と考えすぎて、"宣伝とかして、有名にならなくちゃいけないのかな"、など葛藤していた時期に、その迷いを洗い流してくれるように流れて来たのがこの曲でした。 今でもよくリピートして聞いています。 生き方の挑戦。 日本で、美学とされていること、当たり前になっていること、しょうがないとされていること。 それってなんの刷り込みなんだろう、なんの統計なんだろ

©️ LØKKE furniture​      ルークファニチャー​

​・aichi ichinomiya

・pelican2255@gmail.com