

- Aug 31, 2021
自分で考えて、決断する。
工房へ向う途中、ふとレンタルショップに掲げてある「鬼滅の刃 レンタル開始」の旗に、目が留まりました。 鬼滅の刃と聞いて真っ先に思い出されるのは、「見に行きたいけど、僕は行かないよ。妹がいるから。」という息子の言葉です。 コロナ真っ只中で上映が開始されて、「さてはてどうする?お友達もほとんどの子が見ているというし、話題に乗れなかったら可哀想かな?でも、どうやって連れて行く?」と、当時はワクチンなんてまだまだの状況で、両親と同居していて、万が一にも感染なんてできない我が家では、ちょっとした一大事のような会話が繰り広げられていました笑。 大人がどうこういう前に、本人の意思を確認しよう。と息子に聞いてみると、「僕は行かないよ。妹がいるから。友達にもそう伝えたら、教えて欲しいところだけ教えてくれるようになって、楽しいしね!」と・・・。 そんな話を知ってか、熊本の姉夫婦や仙台の両親から届くは届く「鬼滅グッズ」笑! 僕たちからは、映画のノベライズ本をプレゼント! 本の虫である息子は、1日で全部読み終えてしまい、何度も読み返してはセリフを覚えて、娘と一緒に楽しそ


- Aug 30, 2021
「一生ものの愛用品」(宝島社・大人のおしゃれ手帖)
本日発売される大人のおしゃれ手帖特別編の「一生ものの愛用品」にルークのウッドフレームとブックスタンドが掲載されています。 ご紹介してくださったのは編集者・ライターの「小川奈緒」さんです。 ルークとして独立するとき「家がおしえてくれること」という本で、我が家を取り上げてくださったのがきっかけで、小川さんのブログ「table talk」でウッドフレームを取り扱っていただくようになり、それからずっとルークのことを温かく見守ってくださっています。 →「table talk」は、娘さんやご家族との、クスッと笑えたり、なるほどと頷いたり、共感あふれるありのままの日々が、とっても魅力のブログです◎ 「家がおしえてくれること」では、まだまだ未熟だった(今もまだまだ勉強中の身ですが)僕たちのいいところをたくさん見つけてくださり、心温まる優しい文章で綴ってくれたことが、とっても嬉しかったことを覚えています。 独立してからも、ずっとこうして素敵な関係が続けてくださり、心から感謝しております。 "僕たちがお力になれること"となると、なかなか見つからないのですが、こうして

- Aug 28, 2021
店舗の外観
今日も1日暑い日が続いておりました。 夕方になって、少し涼しくなりますが、工房にこもった熱気はなかなか追い出すことができず、工業扇は回り続けています。 深呼吸をしようと、休憩がてら工房の外に出てお店の外観を見ていました。 「ペンキ塗ったり、看板つけたり、色々変えていいからな!」と言ってもらっているのですが、ここに工房を移動してから、一度も外観には手をつけていません。 理由はとてもシンプルで「職人さんの目印をそのままにするため」です。 義父の会社のお客さんのほとんどが「土木の職人さん」で、もう40年以上もの付き合いがある方ばかりで、この看板、外観、雰囲気をずっと見てきていて、無意識のうちに慣れ親しんでいることは、その様子を見ていると明らかなのです。 そんな職人さんたちに、これからも何も躊躇することなく入ってきてほしいと思っているのです。 お店をオープンするにあたってのセオリー通り、急に綺麗に整えて「インテリアショップ」と名乗ることも、僕たちにとってはいいのかもしれません。 でも、僕も妻もそれを望むことがなく、両親が頑張っているうちは、この外観をしっ


- Aug 27, 2021
コツコツと。
今日も熱中症警戒アラートが発令されているほど、東海地方は暑いですが、バックキャビネットの製作は、順調に進んでおります。 ご依頼をいただいてから、完成までいつもお時間をいただくのですが、いつも温かく見守っていただき、本当にありがとうございます。 現在も製作期間に少々お時間をいただいております。 時折、現場の遅れなどで製作時間に空きが生じる場合があるので、そのときはご連絡いたしております。 (ご新築やリフォームの完成時期に合わせての製作もあるので、すべての製作予定が前にスライドするということが起きにくいのが、家具製作特有のスケジュールなのかもしれません◎) なかなかタイミングが合わない時もあるとは思いますが、その都度、色々とご相談くださいませ:)

- Aug 26, 2021
夏休み
子どもたちが夏休みの間の展示スペースは、こうして子どもたちの遊び場となります。 前のブログで「展示を常時オープンするのは3年後」とお話ししていたように、展示の家具を増やすことなく、フリースペースをそのままにして、完成した家具の写真撮影や、こうして遊び場として使っています。 両親の会社の事務所とルークの展示ルームをぐるぐる回って、疲れたらお絵描きをしたり、勉強をしたり。 飽きたらおじいちゃんとおばあちゃんに"ちょっかい"を出しにまた事務所へ・・・笑。 末っ子は、とにかくお兄ちゃんとお姉ちゃんの後を追いかける! 元気いっぱいに走り回っています。 3年後というのは、末っ子がこども園に通い始める時に・・・という意味で想定していましたが、こんなご時世が始まりつつあった時、職業柄とても心配性の僕は、先手先手で色々と考えるようになり、上の二人の"学校"や"こども園"がお休みになったときにも、家族全員でいつもと変わらず楽しく過ごせるように、大人で話し合って環境を整えていました。 現実にならないことが一番だったのですが、いざという時も、家族みんなが気持ちに余裕を持


- Aug 26, 2021
2500mmのカップボード
しっとりしたと思えば、また真夏のような暑さが戻ってきた工房では、9月にお届け予定のカップボードの製作がスタートしています。 2500mmの無垢の天板は、おそらく僕の工房でお造りでいる最大の大きさ。 これ以上大きくなると、機械の大きさが足りないので、専門の工場にお願いするなどして、木を接ぎ合せてもらうようになります。 長い木をブンブン振り回しながら、今日も1日、急がず、焦らず、逸らず、ご安全に。


- Aug 24, 2021
シェーカーテーブルについて
今回お届けしたシェーカーテーブルを組み立てているときに、写真家の林さんが作業風景を撮影してくれていました。 「簡単に組み立てることができるんですね!」と、いう一言がとても印象的でした。 そうなんです◎ このテーブルを考えていた時に、妻と話し合っていたのは「フットワークを軽くしたい!」ということ。 この「シェーカースタイル」のテーブルの形は、本当に使い勝手がいいのですが、伝統工法にこだわり「一体型」で製作すると、アパートや賃貸マンション、戸建でも通路によっては搬入することができない場合があります。 「使いたいなぁ」と思っているテーブルを、どんな「住まいの形」でも選ぶことができるようにしたいなぁ・・・という想いがありました。 そして、アパートや賃貸マンションから、お引越しをするとき、思い出の染み込んだ「部屋」を持っていくことはできないけれど、そこで暮らした家族の思い出や、成長の証などを「このテーブルを家族で囲んで、楽しかったね!これからもその気持ちを大切にしていこうね!」と"テーブルという形"で、一緒に持っていくことができたなら、とても幸せなことなの


- Aug 23, 2021
階段下の組み立て式ボックス収納
連日の雨に苦戦しながらも、ようやく完成を迎えた組み立て式のボックス収納です。 階段下のスペースに収めたいとのご希望と、イメージ図をお送りいただき、製作に臨みました。 こういった収納に使用される素材は「MDF」や「パーチクルボード」といった安価な素材、もしくは針葉樹などが多くみられます。 それぞれの素材にメリットメデリットがあるので、「これが良い!悪い!」というお話ではなく、ただただ今回無垢材の楢で製作してみて、この家具は「ずっと生活の支えになって、日々を楽しむことができるんだろうな」と感じることができました。 楢材の厚みは28mm。 正方形の大きさは400mm角。 長方形の大きさは800mm×400mm。 奥行きは300mmとなっていて、写真のように置き方を変えて、様々なものを収納することができるようになっています。 それぞれ必要な場所に持っていき、各部屋の収納にしたり、ベンチ、スツールにすることもできます。 箱の一つには、桐引き出しが付いていて、筆記用具や文房具などの小さなモノを収納することができるようなオプションも用意しました。 今回は「3段


- Aug 23, 2021
スイカの収穫
離れの畑に野菜たちを植えたとき、息子が「今年はスイカを育てて見たい!」と自らスイカの苗を購入して、毎日その成長を見守っていました。 暑い中、藤棚の下で絵日記に記しては、「雄花しかない!雌花が咲かない!」と毎朝こまめにチェックしていて、相変わらず好きなことにはまっすぐで、頑張っているなと感心◎ ある日、小さな実がなり、ひとつ、ふたつと増えていき、雨にも負けず順調に大きくなっていました。 「小玉スイカ」の苗なので、写真のようなかわいいスイカを無事に収穫! 中身も立派なスイカです! 畑の規模と、化学肥料を使わずに育てていたので、もしかすると数も少なく、大きさも小さめなのかなと思いますが、本人は大満足◎ 妹と半分個にして、おいしくいただいていました! 僕も小さい方をいただきましたが、とても甘くて美味しかったです◎ 息子の絵日記とデジカメにはたくさんのスイカの成長記録が残っています。 色々なことに興味を持って、それぞれに真剣に取り組むまじめな息子の姿は、いつも家族みんなを驚かせてくれます。 自分で考えて、自分で行動して、調べて、工夫して、自分でまとめる。


- Aug 22, 2021
お手洗いのリフォーム
家の水回りが色々と交換の時期が訪れていて、約30年も使い続けている道具たちなので、頑張ってくれていたんだよなぁ・・・と感慨深くなる日々です。 水道メーターが常に回っていると検針員さんが教えてくれて、水漏れ箇所を探していると、二階のお手洗いのタンクが水漏れしているとことが判明しました。 水漏れと言っても、床に水が漏れているのではなく、タンク内で漏れている状態で、それが水道メーターが常に回ってしまっている原因でした。 新しいトイレ本体を購入して、交換。 そして妻の提案で、ついでに床にクッションフロアに貼り替えることにしました。 色々な柄のサンプルを取り寄せて、家族でそれぞれの好みを話し合って決めていきます。 我が家のリフォームのルールは、この「みんなが必要になったときに、ちゃんと話し合う」ということ◎ 両親はもちろん、こどもたちも意見を出し合ってくれます。 今までお世話になったトイレ本体を取り外して、新しい本体を取り付ける前にフロア材を貼ります。 家具の製作に集中していた僕に変わって、今回は妻が張替えに立候補してくれました。 良く言えば、僕よりも丁寧


- Aug 19, 2021
続く大雨
昨年の7月を思い出すほどの雨、雨、雨。 工房の湿気は100%、100%、100%。 まったく作業を進めることができない日々ですが、これは木を扱うお仕事の宿命でしょうね。 そんな中、湿度を調整できる展示スーペスでは、階段下収納になるボックスたちをオイル仕上げが完了しました。 小さな正方形が9個。 大きな長方形が3個。 なかなかのボリュームです! これから棚板を製作して、お届けとなります。 コツコツ、頑張ります◎


- Aug 16, 2021
「合間」
大雨が続いて、僕たちも川の水位をテレビで確認しながら、夜を過ごす日々でした。 家族分のライフジャケットも用意してあり、防災道具、非常食などは、日頃からすべて二階に常備しているので、準備はできているのですが、こういった道具は使わず、無駄になることが一番であると思っています。。。 東海地方は昨日、お日様が少し顔を覗かせたので、工房の窓、シャッターを全開にして湿気を追い出しました。 滞っていた作業を、気合を入れて一気に進めていきます! この湿気を乗り越えることができたら、含水率的にもとても良い状態になると踏んでいます。 とっても作業しやすい気候で、ありがたい1日でしたが、今日はまた多湿の環境に逆戻り・・・。 昨日、ちょっと頑張って工程を進めることができて、本当に良かったと思っています。 ズラ〜っと並んだ板を見て、妻がふとつぶやきました。 「ドミノしたくなる・・・。」 やめてください笑。


- Aug 13, 2021
「スタッキングボード」の製作
階段下のスペースにボックスを積み重ねて収納スペースを設ける「スタッキングボード」を製作中です。 箱型の収納が12個あるので、とにかくたくさんの木を振り回して製材していきます。 シーズニングを終えて、板の幅を考えては組み合わせて、「さねはぎ」のための墨つけと、細かく地味な工程が続きますが、そこは慎重に。 いよいよ、寸法を整えていこうという大切なときに、この大雨・・・。 工房の湿度は100%をこえて、ジトジトしているので、ちょっと板の様子をみます。 体のあちこちが痛くて、なかなか思うように動きませんが、あと少しで完成を迎える家具のためにもう一踏ん張りしていきます◎ 東海地方は1週間雨の予報です。 深く呼吸を整えて、焦らず、逸らず、落ち着いて製作に臨むタイミングだと思っています。


- Aug 12, 2021
スタンダードスツール
独立して間も無く、場所も機械も、そして材料もあまりないときに、鉋一本で木を丸くして作っていたスツール。 毎年たくさんのご依頼をいただいており、とても嬉しく思います◎ 玄関先に置いたり、キッチンに置いたり、お店に置いていただいたり、様々な名作チェアの横に置いていただいたりと、用途は様々です! このころから変わらないのは、「素朴であってほしい」ということ。 「何をするために、座るのか」が主役で、その目的を楽しんでもらえるための脇役に徹してくれたらと思っています。 今回は3脚のご依頼。 これからも、初心を忘れずにコツコツと、製作に臨めたらいいなと思っています◎ さて、今日は階段下の収納としてご依頼いただいている「箱棚」の板矧ぎが、たくさんあります。 今週1週間は少し涼しくなりそうなので、湿気に気をつけて頑張ります!


- Aug 12, 2021
ミニスツールの存在
今回、楢材で製作させていただいたミニスツールです。 このミニスツールも独立してから、ずっと共にしてきたルークの大切な椅子のひとつ。 ペーパーコードの座面にすることで、とても軽くなっています。 「軽い」というメリットは、何と言っても、子どもが自分でサッと持ち運べるので、「自分の道具だ!」という特別感を持ってもらえることです。 そして椅子としてちゃんと「座りやすい」ということも大切にしています。 ペーパーコードの座り心地はどんどん柔らかくなって、自分の重さにぴったりの座り心地になっていきます。 痛いから座らなくなり、重くて動かせないから面倒臭くなる・・・。 そんなシンプルな子どもの気持ちを、プラスに反転できる椅子になっています。 子どもが、大人の椅子に座ると、足が着かないことがほとんどで、足が着かないと太ももが痺れて痛くなり、集中力に影響がでるときがあります。 そんなときに、このミニスツールを足元に置くと、落ち着いて食事や遊び、勉強に取り組むことができるようにもなります。 (我が家ではそういう使い方をしています◎) 座卓で使うときも、テレビなどを見る