今回も、無事に完成を迎えることが出来た「チェリー材」のシェーカーテーブルです。
「新しい家族が増えます!」というお忙しいタイミングの中、メールで図面を送って下さり、サイズ、木の種類、ディテールの仕様などを打合せいたしました。
動線を確認してから天板のサイズを「1800 x 1000」と決めて、その大きさに合わせて脚のディテール、椅子のシートハイに合わせて高さは720㎜と、ひとつひとつ決まっていきました。
天板のサイズに合わせて、縦の脚の「間隔」を少し広げました。
というのも、我が家でも同じ天板サイズで使っているのですが、「この奥行き(1000㎜)の天板であれば、もう少し脚の間を広くしてもいいかもね。」と妻と話すことがあり、その旨をお客様にお伝えし、今回の「安定感」と「安心感」につなげることが出来ました。
天板の角にR加工を施すことなく、角のまま。
その変わりに、お子様が大きくなっても安心して見守れるようにと、角面取りを気持ち大きく、そして優しく整えてみました。
製作の中でも、とても時間をかけた「木目合わせ」。
娘さんがどんな女の子に成長していくのか、そしてどんな風に見守られていくのか。
可愛いのはもちろんですが、きっと大変なこともあると思います。
人と同じで、木にもそれぞれの個性があり、そんな個性を見守るように、このテーブルの様々な杢目をみて、楽しんで頂けたらいいなと思います。
足元に残すことができた「ピンノット」(さくらんぼの実がなっている小枝の跡)。
下を向いてもチェリーの木が楽しませてくれます。
木のテーブルは、これからのご家族の思い出を全て受け止めてくれます。
傷がついても、輪染みを付けてしまっても、お手入れで直すこともできますし、思い出として残すという「選択」ができてしまうのです。
ぜひ、思い切り使っていただいて、お手入れも楽しんでいただけたらと思います。
このご時世で、直接お届けすること、お会いすることは叶いませんでしたが、いつかお会いできる日を楽しみにさせて頂きます。
ありがとうございました:)
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