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「リビングボード 2500」

今回、ご依頼いただきました大きな「リビングボード」です。

無事に完成を迎えることができまして、お届けの際にはご主人様にお手伝いいただきながら、

搬入するという思い出深いボードとなりました◎


シェーカースタイルのダイニングテーブルをご相談いただいている時に、ショールームに展示してある「藤の扉のリビングボード」を気に入っていただけたことがきっかけで、ご依頼していただき、嬉しい限りです。



まずは大きさですが、キッチンと背中合わせで設置されるので、長さはキッチンとほぼ同じの「2489mm」。


チェリー材の美しい木目と、その全体の長さから素晴らしい存在感を放ちますが、高さを「700mm」と低めにして、「藤の扉」と「細いフレーム構成」、そして四隅を「留め加工」にすることで、とても"繊細"で"軽快"な雰囲気を、合わせ持たせることができたと思います。


ボード全体を支える「脚」の高さは、掃除機のヘッドが入る高さに調整しているので、日頃のお掃除のストレスも軽減されるように工夫されております◎



左の妻板に設けられた「開口」は、壁にピッタリつけて設置しても「コンセントカバー」が干渉しないように、と図面で打ち合わせを重ねながら、そして現場でもコンセントの位置をずらしていただきながら、決めていきました。



コンセントに繋いだコードは「背板の穴」を通り、背面にも設けられた「コードの通り道」を通って、天板に設けられたコード穴まで抜けることができます。


このリビングボードの上に設置されるのは旦那様のレコードプレーヤーです。

リビングにアナログレコードの音が響くなんて・・・羨ましいです◎



扉の中には「可動棚」が設けられており、レコードはもちろん、広い収納空間に様々なものを自由に収納することができて、右側に設けた「抽斗」には、日頃からよく使う道具たちを、細かく収納することができるようになっています。



「道具に合わせて生活する」のではなく、「生活スタイルに合わせて道具を揃える」ことで、これからずっと続く生活を心地よく支えてくれてるので、「オーダーした意味のある道具」に飽きることは決してありません。


「飽きることがない」ということは、道具を大切にする大人たちの姿を、お子様たちに繋げることができ、そして子どもたちはその姿を見て、必ず何かを感じ取ってくれています。


子どもたちの物を大切にする心は、人を大切にする心に繋がっていると信じながら、ずっと家具を製作しております。


テーブルをお届けした時は、まだお引越し前でしたが、今回のリビングボードをお届けしたときはしっかりとご家族の生活がスタートしていて、とっても心地よい空気に包まれていました。


私たちと一緒に、大きなボードを一生懸命運び、コードを設置したりするその姿は、きっと可愛い可愛い娘さんの記憶のどこかに、ちゃんと残ってくれたと思っています◎


ありがとうございました!


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