2020年のクリスマス。
この1年間、様々なことに我慢しながらも泣き言一つ言わず、文句も言わず、理解を示してくれた子どもたちを笑顔にしたくて、そしてこうして家族みんなが元気にいられることに感謝の気持ちを抱きながら、そっと、静かにお祝いさせていただきました。
12月の中旬ころ、息子から「あのね・・・」と声をかけられました。
「お父さんとお母さんに、僕からもクリスマスにプレゼントを渡したくて。500円くらいなんだけど、欲しいものないかなって。」
気が付けば妻は息子を抱きしめていて、僕も無意識に息子の頭をクシャクシャにしていました。
僕も妻も毎日触れるものにしたくて、ふたりで一つのプレゼントをお願いして、「アクアトト」にある「ピラルクーのキーボルダー」をお願いしました。
ピラルクーにした理由は、息子が年長のときにアクアトトの絵画コンクールでピラルクーを描いて賞状をいただいたので◎
息子が、自分のためにお小遣いを使っているところを見たことが一度もなく、その使い道はすべて家族へのプレゼント。
1年生までは「生き物博士になりたい」と言っていたけれど、最近は「困っている人を助ける仕事がしたい」と言うように。
小学校で借りてきた伝記の本で読んだ「野口英世」の伝記が面白かったようで、影響されています。
やりたいことがいくら変わってもいい。
「やりたいことを一生懸命やるといいよ。応援するからね。」と僕と妻。
日頃の妹たちへの優しさや、学校の先生から聞く"学校での様子"などを踏まえると、”もう、そういう「性分」なんだろうね。”なんて妻と話しながら、キーホルダーを眺めていました。
僕たちにとっても、忘れられないクリスマスとなりました。
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