今日、息子が持ち帰ってきた「震災についてお父さん、お母さんに話を聞く」
という宿題に、宮城県出身の僕は、深く深く呼吸を整えてから応えました。
その日は「母の誕生日」であったこと。
奇跡的に繋がった母への電話で聞いた「母の震える声」が今でも忘れられないこと。
父となかなか連絡が取れず、震えが止まらない手で電話をかけつづけてしまったこと。
ニュースを見ながら、涙が止まらなかった僕を、妻が支えてくれたこと。
そして最後の「僕たちに伝えたいことをお願いします。」という項目。
僕は「その命を、目一杯楽しんで「生きて」欲しい。」と伝えました。
息子は「はい!」と、目を真っ赤にしながら応えてくれました。
蛇口をひねると出てくる水のように、今日と同じような明日が来るとは限らない。
僕は、今でも、毎日ずっとずっとそう思って生きています。
だから、かけがいえのない家族との時間をとても大切にしています。
今、僕にもしものことがあっても「僕はあなたたちと"家族"になれて幸せだったよ!ありがとう!」が伝わっているように。
妻には「私と結婚して幸せだったんだね!」と確信してもらえるように。
そして、子どもたちには「お父さんは、僕たち私たちをこんなにも愛してくれていたんだ!」とほほ笑んでもらえるように。
これからも、日々大切に生きていきたいと思っています。
あってないようなものの10年という区切り。
心からの祈りとともに、僕の心の内も少し綴りました。
どうかみなさまも、日々ご安全に過ごせますように。
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