ご依頼いただいているダイニングチェアの背もたれのことを「笠木(かさぎ)」と呼びます。
様々な工法がありますが、このダイニングチェアは無垢の板を引き割って圧着し「積層」する方法で形を作ります。
一枚の木から引き割っていくので、木目はほぼ同じように見えるのですが、ここから「表と裏」になる木目をしっかり見極めていきます。
ほぼ同じということは、違うということ。
圧着してから最低でも12時間はそのままの状態。
なかなか時間のかかる工程ですが、とても好きな工程のひとつでもあります。
10月にご依頼いただいている「ハーフアームチェア」は、また違う方法での製作となるので、
それもまた楽しみ。
Comments