家具の"お手入れ"について



自分に家族ができて、子育て、家事、製作をしながら、日々生活を送っていると、今までお伝えして来たお手入れの方法や期間について、もっとこうした方がいいかも!という改善案を重ねていくようになりました。


そして、家具の"お手入れ"に困ったら、いつでもご覧いただけたらいいなと思いまして、

僕なりに「木の家具のお手入れ方法」をまとめて見る事にしました。



1・期間

今までは「大掃除」のとき、つまり「1年に1~2回くらいでお願いします。」とお伝えしていたのですが、実際にテーブルを使っていたり、お使いいただいているお客様の様子を見ていると、「3ヶ月〜6ヶ月に1回」くらいのペースがいいかな。思っています。(あくまで目安であり、必須ではありません◎)


我が家でも、子どもたちと過ごす時間はほとんどテーブルなので、こまめに拭き掃除をします。

手を洗うと落ちてしまう"ハンドクリーム"と一緒で、拭き取ればオイルも少しずつ取れて、乾燥していきます。


テーブルで過ごす時間が長く、こまめに拭かれる方、日当たりの良い場所に置かれている場合などは「3ヶ月に1回」でも、ちょうどいいと思います。

(特に今の時期は、"アルコール"等でこまめに拭かれると思うので、1カ月~2カ月でもいいかもしれません。)


2・塗布するもの

ルークでは仕上げのオイルに「オスモのオイル」を使用しています。

お手入れのときも同じ「オスモのオイル」をおすすめしておりました。

しかし、「製作」のときはオイルを乾燥させるために、時間をかけることができる(乾燥までに最低でも12時間かかります)のですが、「日々の生活」の中で「12時間テーブルが使えない」というのは長いな。。。と感じていました。



そこで色々調べて試しながら使ってみた結果、オスモの「ワックス&クリーナー」がいいのでは、となりました。


まずが、乾く時間が「40分」と、とてもありがたく「上塗り」ができるという点でも、とても助かります。




そして、上の写真①、②のように、しっかりと水も弾いてくれて、輪染みなどからテーブルを守ってくれます。(息を吹きかけて水が移動します。弾いてはくれますが、こぼしたらすぐに拭くことをおすすめします。)



"楽天市場"などでも購入可能です。

キャップ式なので保管方法もよく、長期間保管していても劣化しにくく、工具不要で手を汚さず開閉ができるところもありがたいです。


開けたときに、オイルと同様のにおいこそ少しありますが、塗布してからは全く匂うことはありません。



使い方は、よく振ってから蓋を開けて"ウエス(布切れ)"に少量取ってから、手で擦り込むように塗布してください。


(左側がワックスを塗布したところです。オイルと同じ「無色透明」なので色が変わることがありません。)


その後、きれいなウエス(布切れ)で、余分なワックスを拭き取って、40分くらい乾燥させて完了です。


3・傷、汚れを落とす

傷や汚れは「サンドペーパー(紙やすり)# 240で傷の部分、輪ジミの部分をこすって、# 320で仕上げてください。」とお伝えしていました。


実際オイルが塗布してある木を、ホームセンターなどで市販されている「DIY用のサンドペーパー(紙やすり)」で綺麗にするのは、とても困難な作業です。

それはすぐに「目詰まり」を起こしてしまい、磨くことができなくなるからです。


一般家庭でテーブルを庭に、ベランダに出してサンダー(木を磨く機械)を買って・・・というのは、あまり現実味がないなと・・・。



そこで考えたのが「スポンジ研磨シート」を使う方法です。

これはサンドペーパーと同じく、ホームセンターなどで市販されているものです。



表面が「網目状」になっているので、古いオイルの目詰まりが起きにくく、表面の汚れを落として、木も磨いてくれます。


これらを使用して、お手入れする順番が下記の通りです。


1、「スポンジ研磨シート」の# 240 で汚れを落とす。(磨く方向は木目と平行に)

2、固く絞った布巾(捨ててもいいもの)で木屑をきれいに拭き取る。

3、木が乾いたら# 400で仕上げる。

(これで仕上げると#240で付いた細い線が目立ちにくなります。)

4、ウエス(布切れ)にワックス&クリーナーを適量取り、ムラなく塗布する。

5、きれいなウエス(布切れ)でワックスを拭き取る。

6、40分くらい乾燥させる。


※慣れるまでは目立ちにくい天板の裏や脚などでお試しください。


※一応、使用したウエス(布切れ)は水に浸して、袋に入れて、空気が触れないように捨ててください。(放置すると自然発火する・・・とは記載されていないので大丈夫かと思いますが、念のためです。)


※ご使用方法は缶に表記されていますので、それらを守ってお使いください。


すると、きれいなテーブル、家具が蘇ります。


ただし、深い傷や輪ジミなどの汚れの強いところは、このスポンジ研磨シートでは消すことができないので、サンドペーパー(紙やすり)で部分的に削ることが必要です。

(一部分だけを強くこすると、そこだけ凹んでしまいますので、気持ち広範囲で削るイメージで削るといいと思います。)


このような流れで、ご使用いただくと、傷や汚れなどもあまり気にせず、安心してお使いいただけるかなと思います。


もちろん、オイルを塗布してしっかり乾かすことができる環境であれば、それもまた今までと同じように安心してお使いいただけます。


「メンテナンス」という言葉の響きは少し堅いかもしれません。

自分の手やお肌を「お手入れ」するのと同じような感覚で、木の家具と触れ合ってみていただけたらと思います。


※ルークで製作させていただいた家具へのお手入れ方法です。他の家具屋さんの仕上げによっては、このお手入れ方法が適さない仕上げ(着色家具、ウレタン仕上げなど)の家具もございますので、ご参考されませんようお願いいたします。


また他の家具屋さんの家具を、この方法でお手入れされてしまった場合の、責任や保証は致しかねますので、ご了承くださいませ◎



©️ LØKKE furniture​      ルークファニチャー​

​・aichi ichinomiya

・pelican2255@gmail.com