コツコツと進んでいるブックボードとテレビボードの製作も、形が見えてきました。
何度でも言いたいのですが、箱物、指物と呼ばれる家具は、急に形が見えてくるので、とても楽しいです。
前日に組んでおいた扉を仕上げて、丁番を取り付け、本体に取り付けます。
丁番は色々なメーカーのものがあり、デザインや強度なども異なってきます。
僕が使っているのは「LAMP」のスライド丁番。
一番の決め手は「誰のための丁番なのか」ということ。
それは「取り扱い説明書」です。
日本語表記で分かりやすく表記されているということは「誰が見ても調整できる」ので、とても優しいな。と思うのです。
毎日使うようになるのは、僕ではなく、お客様です。
僕に連絡を取ることすら時間がなかったり、何度も聞くのが申し訳ないと遠慮してしまったり、、、。そんなときでも分かりやすい動画を何回も見ることができますし、お渡しする「取扱説明書」を無くしてしまっても、いつでも画像検索でシンプルな図解で確認することだってできます。
誰にとても優しくて、誰に安心だといいのかな。とそんなことを考えています。
組みあがったテレビボードも全体をきれいに磨いて、細かいところをチェックしていきます。
写真には写っていませんが、スライドレールも取り付けて、あとは組み上げた抽斗を取り付けます。
「鏡板」も、すでに準備してあるので、正寸カットして磨き上げて抽斗に固定していくといよいよ完成が見えてきます。
秋を通り越して、冬のように寒くなってきた工房。
僕は体を冷やすことをとても嫌っているので(免疫が下がるのを避けたい)、日が落ちる頃にはすでにダウンをきて作業をしています。
まだまだ気を引き締めて、作業に臨みたいと思います。
Comments