以前勤めていた会社で共に家具の勉強をしていた方が現在本巣市の市議会議員になられて、これからスタートする放課後デイサービス「コノミチテラス」のキッチンと家具のご依頼をいただきました。
本巣市を心から愛して、様々な活動をされている髙橋さん。
同僚として働いていたときから子どもたちに人気があり、このご相談をお聞きした時も「彼らしいな!」と思いながらお話を聴いていました。
木のぬくもりを感じてもらいながら、子どもたちの個性を大切に、そして楽しく関わっていきたい。
家に近い環境で、段差もあり、キッチンも安全を確保しながら高さや使い勝手はなるべくスタンダード仕様に設定して、あくまで日々の生活との繋がりを大切にしていこうというコンセプトがありました。
今回はお届けした家具のうち、それぞれの「テーブル」をご紹介します。
食物連鎖の頂点に立つと言われている森の王様「楢の木」のキッチンを中心に、ワークスペースに置かれているのが「栗のシェーカーテーブル」と「桜のシェーカーテーブル」です。
栗の木を選んだのは「大きな栗の木の下」で、子どもたちが遊びや学びを楽しんでもらえるように◎
人間と一緒で、木目にもそれぞれの個性があります。
節や杢目も、木の個性として認めてもらい、思いっきり楽しんでもらえるように木取りをしました。
天板の表の節には、書き物をしても使いやすいようにフラットに埋めていますが、裏は手触りを楽しんでもらえるように、割れを塞ぐ程度に留めています。
そして、桜の木を選んだ理由は「陽のあたる方向へのびのびと成長する」桜の木のもと、それぞれの個性を思い切り伸ばしてもらえるように◎
栗の木とは触り心地が違い、サラサラしている桜の木。
同じ木でもこうして触り心地が違うので、子どもたちにはそんなシンプルな感覚を楽しんでもらえたら嬉しいです◎
ステップを上がって設けられている「フロアスペース」に置かれているのはメープルの円卓です。
メープルの木は「元気に、健康に日々を送れるように」という想いが込められています。
脚は折りたたみ式になっているので、広く使いたい時には簡単に収納、移動してもらえるように工夫しています。
メープルはとても硬い木なので、フロアに座ってお絵描きや勉強を思いっきり楽しんでもらえたらいいなと思います。
座るときに位置を気にせず、人数制限のないシェーカースタイルのテーブルと、移動、収納が手軽にできる円卓。
木のぬくもりを楽しんでもらえながら、しっかりと使い勝手も考えてのテーブルスタイルを選んでいます。
傷も汚れも気にすることなく、思いっきり使ってもらい、のびのびとコノミチテラスでの時間を楽しんでもらえたらいいなと思っています。
次はお届けした「チェア」をご紹介いたします◎
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