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楢材のダイニングテーブル

生活の中心となる「ダイニングテーブル」もご依頼いただきました。


この「円卓」の直径は115cm。(1cmごとにオーダーいただけます。)

天板のデザインも、ご提案した様々なデザインから、シュッと軽快に見えるように、写真のように外側に向けて薄く削り込むデザインに。



製作工程の日記にも記していますが、実際の天板の厚みは28mmあり、そこから粗削りと鉋仕上げ、ペーパー仕上げを終えて、最終的に木口周りを20mmまで整えていきました。


特注の刃物を注文して、機械で削ることもできると思います。

でも、ここは「手が触れる場所」なので「手で削りたい」という想いがありました。



脚はこれから製作させて頂く椅子に合わせて「丸絞り」。

角材から八角形に粗削り、そこから一本一本「木工旋盤」で丸くしていきます。

削っては測って、削っては測っての繰り返しでコツコツと。


丸脚の優しさに加えて、四方に角度が付いているので、安定感と安心感を与えてくれる脚のデザインで、少し内側に付けることで、脚を跨いでも座ることができるようになり、大人数でのお食事にも対応できるようになっています。



間取り、生活スタイル、お使いになる椅子、遠くからの見た目などなど、様々な角度からのオーダーをもとに、シンプルなデザインの中にしっかりと想いを込めて製作させていただきました。


素材や木目選びも、もちろんその一つです。

今回お選びいただいた「楢材(オーク材)」は”森の王様”と呼ばれる食物連鎖の頂点に立つ存在の木です。

温かく広い気持ちで、家族団らんの時間をずっと見守ってくれるように、そんな気持ちで木目を選ばせて頂いています。


これからたくさんの思い出を、ご家族と一緒に残してくれたら、とても嬉しいです。



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