カップボードをお使いいただいている方からご依頼いただいていたラウンドテーブルをお届けいたしました。
北欧ヴィンテージの伸張式テーブルをご検討中でしたが、天板が「突き板」であるということと、天板の下にある"大きな幕板"が気になるということで、色々とご相談いただいておりました。
お子様がまだ小さいということで「楽しい食事中や、家族団欒、お絵かきなどのときに、傷や汚れに目くじらを立てたくないんです!」という言葉がとても印象的でした。
僕たちも無垢天板のテーブルを毎日使っていますが、団欒中に子どもたちの行動に大きな声を立てたことは一度もありません。
それは無垢の天板は、傷や汚れを「磨き直す」という選択もでき、「思い出として残す」という選択もできるとわかっているからです。
家族のために用意したテーブルなのに、なぜ気を遣いながら使い、子どもたちの当たり前の行動に大きな声を立てないといけないのか・・・。
「テーブルという道具の目的はなんだろう?」
「なんのために大きなテーブルという道具を購入しようとしているのだろう?」
そんな原点を振り返ると、きっと「人に自慢するため」などではなく、「自分のため」であったり「家族のため、こどものため」という目的が多いのではないでしょうか。
子どもはもちろん、大人もたくさんの失敗をします。
その失敗に目くじらを立てていたら、きっとみんな「テーブルから離れてしまう」のではないだろうか・・・と考えていました。
今回は、ご両親が「家族団欒を大切にしたい!」という「自分たちの目的」にまっすぐ向き合いたいというお気持ちが、とても強く伝わってきました。
椅子を置く場所に制限がないので、ご家族が好きな場所に座ることができて、楽しいコミュニケーションの場所になると思います。
小さなお子様のために、脚の角や天板にも「丸すぎて眠くならないように」細かく計算しながら、美しい面取りを施しています。
お届けした際にはご家族みんなで「長く大切にしようね!」とお約束されたとのことで、とても嬉しかったです!
ぜひ、思い切り使っていただき、たくさんの思い出の支えとなる名脇役なテーブルとなりますように◎
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