"家具"にも、"額"にも鉋をかけます。
鉋をかける・・・までの過程をザッと考えてみる。
鉋をかける前には刃を研ぐ。
研ぐ前には、研ぎ石の平面を見て、それから中研ぎして、仕上げ研ぎして。
そして刃の角度、形状を確認して。
台直しをして、刃の出を調整して、裏刃を合わせて・・・。
刃物は購入してすぐには使えないので、購入して使う前にやること。
金台で裏押しをして、研いで、台の仕込みをして、都度調整して・・・。
購入するときには、誰がどのような考え方で鋼を打ったのかを調べて、聞いて、東海地方にあった台の木目を調べて、聞いて、広葉樹に適した鋼と仕込み角度を確認して・・・。
どれも必然であり、真剣に楽しんでいます。
そして鉋をかけた後は、木は鏡のように様々なものを映し出します。