"積み木"。


昨年、"KAPLA"という"積み木"の存在を知りました。

"KAPLA"とは"1 : 3 : 15"の比率で、様々な形を表現できるという子供から大人まで楽しめる世界的に有名な"積み木"です。

息子の作品展ではじめて触れてみて、自分たちの発想次第で、自由に、かつ正確に形を作ることができる楽しさに、深い感動を覚えました。

木を扱う仕事をしているので、どうしても作ってみたくなるのが"性"。

以前、現場にて捨てられそうになっていた"無垢のフローリング材"を利用して、製作を試みることにしました。

薄い材料で直角を出したり、平面を出したり、反りが出ないようにと考えるのは、加工工程の順番が重要で、それを0,1mmの誤差もなく製作するのは、休日を利用した息子のための"日曜工作"としては、とても神経を使いました。

定規の設定をずらすことなく、一回の"ロット"でなるべくたくさん作りたいので、今回は"600ピース"を製作。

一階と二階で遊べるように、"300ピース"ずつ分けて設置。

まずは"精度"を確認するために、"部屋の天井"まで積み上げることができるかに挑戦したのですが、脚立を使いながら、難なくクリア。

積み上げられたことよりも、その"1ピース"の精度にこだわれたことに、ご満悦。

ただ、僕が使用したフローリングの材料は"オーク材"なので、広葉樹特有の硬さが"滑り"を生み出してしまいます。

正規品は"フランス海岸松"を使用しており、柔らかい針葉樹の繊維が、特殊な摩擦を生み出し、大きな作品を作ることができる秘訣にもつながっていると思います。

息子は恐竜のおもちゃと組み合わせて遊ぶのがお気に入り。

まだまだ悪戦苦闘しているものの、その日のストーリーに合わせた舞台を一緒に考えて作り上げています。

・・・そしてやはりすぐに壊したがります:)

"KAPLAの本"も出ているので、僕と妻は本に習って製作。

お互いの"大作"を見せ合いながら、満足しているわけですが、秘かに"息子の反応の大きさ"を競い合っています。

"KAPLA"を研究、開発した方々を本当に尊敬していますので、"販売目的"で製作することはありません。

本当は"購入すること"が敬意に値することだと思いますが、仕事柄木製品を購入することはほとんどないので、申し訳ないです。

とはいえ、節が多くて、木目の特徴が気になるという理由だけで、捨てられそうになっていたフローリングを、積み木という形に加工することで、長く楽しめて、笑顔を提供してくれる存在にすることができたことで、やはりこの仕事をしていてよかったと思えるのです。


©️ LØKKE furniture​      ルークファニチャー​

​・aichi ichinomiya

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