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"こどものどうぐ"。


息子を見ていると、自然と"こどものどうぐ"について考える機会が多くなります。

なんでも敏感に感じ取る今だからこそ、どうぐを通して"大切にする心"を育めたらなぁと思っていました。

子供は何を買ってもらっても嬉しくて、最初は大切にするけれど、壊れてしまったり、直せなかったりするものは、その気持ちをすぐに忘れてしまいがち。

でも、自分の"どうぐ"があると、やはり嬉しいようで自慢して大切にしてくれます。

椅子や机は僕たちの動きを真似できるので、より一層大切にしようとする姿が見て取れて、こちらも伝えたいことがいわゆる口ではなく"背中"で見せることができて、とても楽しいです。

色々な形でどうぐを扱う息子を見ていて、ふと思ったのは"大切にできる期間"がしっかりあることが大切なのではないかということです。

大人は価格や素材で"大切にしよう"と心構えを持つことができるけれど、子供はまだそれができないし、大人だって愛着が湧くまで時間がかかるのだから、子供だって同じく時間はかかるのだろうなぁと。

そんなことを感じているうちに"こどものどうぐ"の存在価値がとても濃く見出せるようになり、これからも"大切に思える期間"がしっかり取れるモノを選んであげたり、作ってあげたいと思う・・・のと同時に、子供の心を育みたいのであれば、やはり先に大人が成長する必要があると改めて感じる今日この頃でした。


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