プロアマ問わずの写真家の方々や、ギャラリーさん、個人のお客様からご注文をいただいております、額縁のお届け準備が整いました。
家族写真を飾られる方、風景写真を飾られる方、絵画やイラスト、ポストカードを飾られる方。
それぞれの思い出を飾り、日々眺めては大切な何かをふと思い出したりされるのでしょう。
僕も写真を撮ること楽しんでいます。
先日遊びに来てくださった尊敬するカメラ仲間の方が、おすすめしてくれた写真集"うめめ"と"蝶々の心臓"。
"うめめ"はシュールでくすっと笑えて、懐かしい雰囲気の写真集で、ストレートに大好き。そしてあのアンテナには率直にすごく憧れます。
"蝶々の心臓"は生まれつき心臓に疾患をかかえた娘さんを、撮り続けている写真集で、人によっては見る前に少し気持ちを整えてからという感じ。
この"蝶々の心臓"の写真家の方はインスタグラムでも拝見させていただいておりました。
でも、もし自分がその立場になったらシャッターを切ることができるのだろうかと、考え込むようになり、正直見る機会が減っていました。
でも、このタイミングでこうして目の前に現れた"写真集"。
これは何か意味があると思い、また色々と考えていました。
シャッターを切る瞬間は、無意識に"ポジティブ"な瞬間が多い気がします。
いや、好きな写真家の方がそんなことを言っていたから、意識しているのでしょう。
ポジティブという言葉に"明るい"印象ばかり持っていましたが、病と向き合う、家族で立ち向かうという気持ちは、"覚悟をもって前を向く"という"強さ"というポジティブなんだと、感じるようになりました。
(文章を読んでみたら、"覚悟"という言葉を繰り返し目にしました。)
この写真集を見て、様々な形で覚悟を持って家族やお子さんと接している、人生を送っているという現実に、これからはしっかり向き合っていこうと改めて考えさせてもらうきっかけとなりました。
僕はとても弱いです。
だからいつも、まとまらずともこうして言葉に残して、自分を奮い立たせるように言い聞かせています。
ノートに書かれた走り書きのメモを、たまに工房に置きっ放しにしてしまい妻に見られることがありますが、いつも"いつも考えてるね〜(笑)"っと笑われます。弱い僕とは反対で、妻は強いです。
いつも応援してくれる家族に加えて、お仕事(木工)でも、ライフワーク(写真)でも、こうして日々刺激をくださる方々に囲まれて、本当に幸せ。とても嬉しいです。
みんな、ありがとうございます。