独立してからずっと作り続けてきているウッドフレーム。
現在まで本当にたくさん、製作させていただいております。
そんな中、今年のイベントで"2Lサイズ"のフレームの内寸が1mmほど小さくて、写真が入りらないよいうことがありました。
確かに木が縮んだり、動いたりすることがあると思います。
もしかしたら、サイズをカットしている時に、定規と木の間に木屑が舞い込んで、その分小さくカットしてしまったのかもしれません。
考えられる原因は、この二つです。
このようなことがないように、気をつけて作業しておりますが、もし、他に何かございましたら、どうがご連絡くださいませ。
そして今回を機に、ウッドフレームのデザイン、構造、そして作り方と在り方までを見直すことにしました。
今までは写真やポストカードなどの薄いものだけではなく、ファブリックなどの分厚いものまで飾れるようにと作っていましたが、写真やイラスト、ポストカードなどの薄いものに限らせていただこうと思います。
水彩絵の具のイラストなど、紙が"よれて"しまうのを防ぎ、表のアクリル板に押し付ける役割として、プチプチをカットして、使用していましたが、多いものには4枚ほど必要になり、かさばったりしていました。
プチプチの枚数を調整することで、入れるものを変えることができたり、”BOXアルバム”のように、写真をたくさん
後ろに入れておくこともできるという利点もありましたが、精度を求める仕事をしているので、他に方法はないかと思う日々でもありました。
たくさんベニヤを入れても重くなるし、スポンジなどを試しましたが、紫外線で長持ちしないということもありました。
そして、色々考えた結果、フレームに溝を掘って、金具で止めるという方法を取ることに。
よくある方法ではあるのですが、木の場合は"反り"が心配でした。
そして、その方法には『適した形のいい金具』も必要でしたが、それをようやく見つけることができたのです。
透明のポリ素材で、見た目も爽やかで、指で動かしてもまったく痛くありません。
また裏板に傷もつかないので、僕としても安心です。
また先端だけが3mmと分厚くなっているという形が、今回の僕の改善案にさらにマッチしていたのです。
これで、フレームに掘った溝に、新しい金具を差し込んで、完成です。
裏板はシンプルにシナ合板が一枚だけどなり、その裏板の真ん中に"支柱"を差し込む穴も開けることができるようになったため、より安定性が増して、支柱も1本になり、すっきりと場所を取らなくなりました。
程よい重みが特別感も演出してくれて、とても満足のいくリデザインとなりました。
10月のイベントにて、新しい仕様と新しいデザインを合わせてお披露目できたらと思っておりますので、これからもルークファニチャーの"ウッドフレーム"をどうぞよろしくお願いいたします。