以前、ダイニングテーブルをご依頼いただいた東京のお客様から、チェリー材のベンチをご依頼いただき、お届けいたしました。
少し前にお届けしていたのですが、家具を撮影したメモリーカードが行方不明になってしまい、困っていたところ、娘のおままごとセットの中から、発見することができたのでした。
しばらくの間は”テレビ台”として使用して、その後はベンチとしてダイニングで。
お使いいただいているテーブルの脚の間にもすっと収まるサイズでデザインしています。
「木の座面」は意匠性を持たせた脚で挟み込むように置かれていて、とてもシンプルな構造なのですが、脚は「ハの字」に開いていて、貫との太さのバランスなどを調整するのがとてもむずかしい家具でした。
シンプルであればあるほど、それは難しいお仕事のような気もします。
貫の上に「無垢の棚板」をストンっと置くことが出来るようになっており「テレビ台」としてお使いの時はレコーダーなどを置くことが出来るようになっています。
この板はベンチとして使うようになってからは、棚板としても利用でるように反り止めなどの加工はせず、そのままお使いいただいております。
現在は「コンソールテーブル」のようにお使い頂いているということで、「2way」のつもりが「3way」の家具になりました。
(インテリアコーディネーターの方なので、さすがレイアウトがとても素敵です。)
デザイン的にもシンプルで空間を落ち着かせてくれるフラットの木の座面は、様々な使用にも対応できる万能な仕様なのかもしれません。
いつも様々な目線からご依頼、ご提案いただけるので、製作するこちらもとても刺激をいただいております。
人生一生勉強、こういった刺激をひとつひとつ糧にして、また一歩一歩、コツコツと精進していきたいと思います。
いつもありがとうございます:)
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