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サイドテーブル


東海地方も梅雨が明けて、いよいよ夏本番といったところです。

こちらに来て、早8年が経とうとしています。

8年前の8月に、以前勤めていた会社の研修ということで、岐阜に上陸しました。

会社から徒歩3分のところに住んでいたのですが、その暑さが尋常じゃなく、東北地方から来た僕に取ってはまさに地獄のような暑さで、会社に着く頃には着替えが必要なくらい汗をかいていたのを思い出します・・・。

今でもこの暑さに慣れることはなく、工房に入る際は、それなりの覚悟を決めて扉を開けています。

そんな中、サイドテーブルの微調整をして、いよいよ完成いたしました。

普段製作させていただいているテーブルを、そのまま小さくしたようなテーブルです。

全体のバランスを図面で確認しながら、脚の角度や太さを少しアレンジしました。

写真のように、飲み物やお菓子をちょっと置いてもいいですし、ソファーにかませて、リモコンや本を置いたりしてもいいと思います。

丸テーブルというと、サッカー日本代表の西野前監督のお話を思い出します。

それは、監督が交代した時に、ミーティングのテーブルを角テーブルから丸テーブルに変えたというお話で、西野前監督いわく、『みんなが顔を見合わせてちょうどいい角度で話せるからね。』と。

テーブルの形によって、それぞれメリット、デメリットはありますので、一概に良い悪いはなく、置けるスペースに対してあっているのか、目的にあっているのかどうかなど、様々なシチュエーションに左右されてくると思います。

ルークとして、比較的多く製作させていただいている丸テーブル。

そのメリットは、西野前監督がおっしゃるとおり、みんなの顔が程よい距離感で見ることができて、圧迫感を感じにくく、また"丸"という形には自然と集合したくなるような不思議な"力"が働くということだと思います。

また、丸テーブルには"端っこ"がないというのも、気に入っています。

でも、"端っこ"は落ち着くので、あったら大好きです。

友達が集まる。

家族が集まる。

お話をする。

食事をする。

勉強をする。

仕事をする。

サッカー日本代表チームも、気持ちを丸くして、色々な意見に耳を傾けて、チーム一丸となったからこそ、今回のような結果を残すことができたのかもしれませんね。

明日からはイージーチェアの製作がスタートします。

暑さが半端ないですが、頑張ります。


©️ LØKKE furniture​      ルークファニチャー​

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