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マラソン大会


今日、息子が通うこども園でマラソン大会が開催されました。

沿道から応援できるということで、仕事を頑張って終わらせることができたので、応援にかけつけました。

毎日練習していることはお風呂で聞いていて、だいたい10〜12位くらいで、その結果が悔しい!とよくお話ししてくれました。

"子供たちの夢"という題で、市のフリーペーパーに掲載されたときも、ブレることなく"いきものはかせ"と言っていたり、日頃のボールの扱いなどを見ていると、"ん〜文化系なのかな?"なんて思っていたので、10位って結構すごいな!と感心していました。

でも、もちろん本人が目指すところは1位・・・もしくはメダル圏内?

寝る前に、カレンダーの裏にコースを描いて、真剣に作戦を相談されたので、みんなで考えることにしました。

最初は力を貯めて、みんなが疲れてきたところで、一気に抜く!という息子の作戦

僕は、"自分の気持ちに勝った人が賞状やメダルをもらえるんだよ。"と日頃から伝えていたので、自分がどの位置にいたら、疲れて来ても"疲れた〜。"という自分の気持ちに勝てそう?と質問すると、前にいた方が自分の気持ちに勝てるかもという結論に達して、スパートをする場所も自分で決めて、作戦を立て直していました。

本番当日。

体操を終えて、いよいよスタート!

グランドを半周して道路に出るところで、まさかの転倒!

僕らが応援できる場所までしばらく園児たちの姿は見えないので、妻とドキドキソワソワしながら待っていると、先頭の子が見えて来て、1、2、3、そして4番目には、膝に血をにじませた息子の姿が。

控えめの声で、心を込めて"頑張れー!"と声をかけてたのですが、こちらを見ることなく前だけを見つめて必死に追い上げていました。

コースを2周してゴールのグランドに向かうまで、1位から4位までの順位もその差もほとんど変わらないまま、再び姿が見えて来てラストスパート。息子は口をへの字に、涙をにじませてそのまま4位でゴール。

その場に座り込んで、悔しそうに目をこすっていました。

いつもならゴールしてくる友達を応援するのですが、よほど悔しかったのかなかなか上を向くことができず。

1位から3位までのお友達は、表彰式でメダルをかけてもらい、応援してくれた年少さんと年中さんの前をウイニングラン!

みんなから"おめでとう!すごい!"と言われているお友達の姿を、息子は涙をぬぐいながらどんな気持ちで見ていたのでしょう。

順位をつけることに賛否がある中、自分が親となって、自分の息子があと一歩でメダルを逃して涙を流している姿をみて思ったこと。

それは、子供の成長のために、根本的に必要なことを考えていただけているこのこども園に、息子がお世話になれて本当によかったということです。

子供たちのこういう姿を見ることができて、僕たち親も成長させていただいて、心から感謝をお伝えしたいです。

自分で作戦を考えて、応援する声にも振り向くことなく勝負に真剣に向き合えて、悔しいという気持ちを覚えて、、、きっと小学生になっても、息子は力強く成長してくれるし、僕たちも共に成長していこうと思いました。

悔しくて泣いている子供たちは、息子以外にもたくさんいました。

途中で足が痛くなってしまったり、苦しくなってしまったりして泣いている子もいました。

この経験がどんどん子供たちを成長させてくれるのだと、心から信じて、声援を送り続けました。

みんな本当にかっこよかった。

ありがとう。

正月とお盆の帰省した時以外、お酒をいただくことはないのですが、今宵は少しいただきます。


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