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勉強すればするほど・・・。

ラグビーの勉強をすればするほど、ラグビーを理解すればするほど、「子どもたちに教えることができる!」と思っていたけれど、ぜんぜん違う現象が起きていることに気がつきました。



「子どもたちが何をしたいのか。」「何をしようとしているのか。」がわかるようになって、そして「あっ!いい発見(失敗)をしたんじゃないかな?どう改善(反省)するのかな?」とドキドキすることができて、コーチとして、親として、こどもたちの失敗や挑戦を、静かに見守れるようになってきました。


こどもと大人では、体を動かしてきた経験も当たり前に違うから、僕がちょっと練習して、ある程度のことはできて当たり前。

そして、ルールやスキルを調べるためのツールもたくさんあるような、とても恵まれた時代。

それらで得た表面的な知識やスキルだけで、わかったようにアドバイスをしたって、子どもたちの先を見据えると、全く意味がない。


そんなことよりも、自分たちが経験してきた「たくさんの失敗」を伝えて、「大人もたくさんの失敗をして成長してきたんだな!よし、もっと頑張ろう!」と前を向けるようなアドバイスをして、「立ち上がる力」、「挑戦を楽しむ心」を育んでほしいと思います。


だから、「どう改善したら良いか迷っているとき。」もしくは「せっかくいい発見をしたのにそのままにしちゃいそうなとき。」に、声を掛けたり、ヒントをあげたりすると、子どもたちの意見や発想がたくさん聴けて、それがめちゃくちゃワクワクします!



それなりにスポーツを経験してきた自分が、色々な動画をみたり、本を読んだりして、ようやく理解できるような難易度の高いスポーツを、子どもたちは週一回の練習で理解しようとしている。


これがどれだけすごいことか、大変なことかを、僕は忘れてはいけない!


コツコツと自信を積み上げていけるように、小さな成功を讃えて、ともに喜び、成長していきたいものです。

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