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"お手紙"。


今日は仕入れからです。

午前中に材料を仕入れに行き、ちょうどお昼に工房に戻ってきて、材料を中に運び終えた途端に強い雨が降り始めました。

こうしたところで日頃貯めている”運”を使ってしまったので。またコツコツと"運"を貯めないといけません。

完成した家具のお届け日が次々と決まり、あと数日で、また工房ががら〜んとなります。

そしてまた新たな製作がスタートします。

こんなにもカメラやレンズ、写真が好きなのに、工房の後ろの壁が好みでないので、どうしても”よし!撮ろう。”という気持ちになりにくいのが正直な気持ちです。

こうした気持ちのままだいぶ時間が経過してしまいました。

次の場所では小さな展示スペースも設けるので、しっかりと撮影に臨みたいと思います。

10月の細かい予定を整理して帰宅すると、ある方からのお手紙が届いていました。

それは、5年以上前に勤めていた会社にて家具をご案内して、つい先日その家具のメンテナンスのことでお電話をいただいており、その対応へのお礼のお手紙でした。

家具のお届け後もとても親しくさせていただき、この方がご来店された時の装いがとても素敵だったことから、後日お勤めの呉服屋さんに妻と一緒にお邪魔して、藍色の反物から"作務衣"を作っていただきました。

今でも家で大切に着ています。

"夏は涼しく、冬は暖かいとはこういう事をいうのか"と感じさせてくれ、その偏りがない着心地で快適に過ごせる作務衣を身につけるたびに、"流行"を追いかけるのではなく、"文化"を追いかけようと初心を思い出させてくれて、焦る気持ちをいつもなだめてくれています。

僕は、北欧の家族、家庭、教育を大切にする文化や、大切にすべきことが明確になっている政策をとても尊敬していて、参考にしています。留学中に感じた"心の豊かさを育てることができる文化を追いかけたい!"という気持ちを芯に置いて、これからもぶれることなく、家具を通じてその文化を追い続けようと思っています。

ご連絡、本当に嬉しかったです。


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