
- Jan 30, 2021
「いいコントラスト」
工房で吐く息が白くて、思わず"ふふふっ"と笑ってしまいます◎ 墨付け作業が続くと、体はカチカチになるので、コーヒーで一息ついてから、可動棚のためのダボを打ち込んで行きます。 カウンターの内部と背板の楢材の兼ね合いがあるので、無垢の見付けと楢の突き板と紺色のポリ板が細かく貼り合わせてあるのですが、そのコントラストがとてもいい感じで◎ そこにこういうダボの金属が加わると、さらにいい感じ。 ボード類の家具は板の状態から、一気に箱の形に組み上がっていくところが、いつもワクワクします。 ここからさらに際どい作業が続くので、気を引き締めて臨みたいと思います。


- Jan 30, 2021
「テーブルをお届け」
昨日は、午前中にテーブルのお届けと、ソファの打ち合わせに、完成間近の現場にお邪魔しました。 お届け時のみ、綺麗な青空を眺めることができましたが、その後は強い風と同時に雪が降ってきて、今朝は5cmほど積もっていました。 キッチンからご家族の様子を見守ることができる空間を見て、施主様のお人柄が感じられる素敵な空間でした◎ 昨日の雪が嘘のように晴れ晴れとした今日から、「完成見学会」がはじまりますので、ぜひお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。 さて、今日もコツコツ頑張ります。


- Jan 28, 2021
「キッチンカウンター」
製作中のキッチンカウンターの「紺色のポリ板」と「無垢の楢材の見付け板」のコントラストがとてもいい感じ。 無垢の見付けを貼ってから、正寸にカットしていきます。 フラッシュ家具をご相談いただき、製作させていただきながら、考えることがあります。 フラッシュ構造の家具の印象は、スピード勝負の家具で、無垢の家具よりも安価で、減額案として提示されることが多い・・・そんな印象なのかなと。 ご予算を基準にご相談される方も、もちろんいらっしゃいます。 僕たちはその都度、"大切なご予算"を教えていただいて、「これでなんとかできないでしょうか?」とおっしゃっていただけることの、ありがたみを深く感じ取っています。 「減額した家具だから・・・」や「木じゃないから・・・」なんて、絶対に感じさせないように、お客様はもちろん、妻とも話し合いを重ねてしっかり図面を整えています。 すごく綺麗に、丁寧にフラッシュ家具を作っていた師匠の教えを元に、しっかりとご満足いただけるように、感謝の気持ちを込めて仕上げていきたいと思っています。


- Jan 28, 2021
「シェーカースタイルのダイニングテーブル」
今回、チェリー材でご依頼いただいた"シェーカースタイル"の「ダイニングテーブル」です。 大きさもディテールも、展示でご覧いただけるテーブルと同じ仕様にてのご依頼です。 最初のご連絡で「北欧ヴィンテージのテーブルを検討してたのですが、天板が突き板で削ることができないことがわかり、小さな子どもがいる我が家では木のテーブルの方がいいと思いまして・・・。」とお問い合わせいただいたのをはっきりと覚えています。 そこで、実際に展示されているテーブルで「メンテナンス」を実践していただき、木のテーブルは傷が付いても、汚れてもまた綺麗にすることができて安心
。ということを体感していただきました。 また「傷を直すのか、それとも思い出として残すのか」。 そんな選択をすることができてしまうところが、木のテーブルの素晴らしいところということにも、共感していただけて、とても嬉しかったです。 このテーブルのディテールにはあるひとつのコンセプトがあります。 それは家に帰ってきた時に「まず家族に目が行くように」というコンセプトです。 家具職人として、家具が目立つことはシンプルに嬉


- Jan 27, 2021
「テーブルの型」
このご時世で、なかなか子連れで出かけることが、難しくなっていると思います。 僕たちもそうです。 インテリアに携わる身として、僕たちは何ができるのだろうと、いつも妻と話し合っております。 そんな中、お家の中でもテーブルの大きさをシミュレーションできるようにと「型」を作ることにしました。 長方形なら、ご自宅の新聞紙などで作ることができると思いますが、「大きな丸」となると お子様の相手をしながらだと、なかなか大変な作業になるのではと考えての発案。 それからコースターサイズの木のサンプルも。 実際に触れに行くことができないので、木の質感や色味、そして「どのくらい水や汚れに強いのか?」などなどを、本来お店で確認したいことがお家でできるように、テーブルと同じ仕上げにお作りして、サイズも「コースターサイズ」に◎ これは、いつも思っていたことで、木のサンプルは、その後使い道がなくて困ること、もしくは捨てられてしまうことが多々あるのではないだろうか。 また送り返してもらうとしても、それはとても手間(お金も時間も)のかかることだったり。。。だとしたら、使ってもらえた


- Jan 26, 2021
「キッチンカウンター」
日中は比較的暖かくて、作業も気持ちよく進めることができました。 あらかじめ木取りを進めておいた材料を組み立てて、キッチンカウンターの製作に取り掛かっております。 速乾スプレーという道具を使って、板と板を組み合わせてプレスしていきます。 無垢の木を使った家具を作るとともに、師匠の工房でフラッシュ構造の家具のノウハウを学ばせていただいたことで、様々なご希望にお応えできるようになりました。 実は無垢の家具よりもフラッシュ構造の家具の方が、神経を使うところが多く、図面の細かいところまで計算が必要になるので、気合を入れて取り組んでおります。 木とポリ合板とメラミン板と真鍮。 しっかりと丁寧に製作していきたいと思います。


- Jan 26, 2021
「ペーパーコード」
座面を編み込んで、いよいよ完成を迎えました「ハーフアームチェア」です。 先週から続いた激しい冷え込みのため、シーズニングから接着のタイミングまで、かなり気を使いながら作業を進めたり、手作業で行う削り出しも相まって、またひとつ思い出深く、気持ちのこもった椅子になりました。 ペーパーコードの座面は、一本一本しっかり引っ張りながら編み込んで行くので、なかなかの力仕事となります。 笠木の鉋がけの際、水場で何度も刃を研ぎ直すために、手が乾燥したり皹(あかぎれ)が起きてしまいます。(ハンドクリームでケアしても年齢のせいもあり、なかなか回復が追いつかなくなってきました笑) そんな手の状態からの座面の編み込みはなかなか堪えそう・・・なのですが、ペーパーコードを手にすると、不思議と楽しみが増してきて、しっかりと編み込むことができてしまうのです。 完成した姿を見るのは、やはり心踊るものです。 まだまだ完成を楽しみにして、お待ちくださっているお客様がおりますので、またしっかりと気を引き締めて、心を込めて製作に励みます。 今日もコツコツと頑張ります。


- Jan 25, 2021
「座面の編み込み」
夜に写真を撮ると、暗い工房の写真ばかりになってしまうので、工房に差し込む朝の光がとてもきれいなこの時間帯に写真を撮り、こうしてブログを綴るのもいいなと思っています。 昨日は、黙々と笠木を削り続けて、磨き上げて。 そして取り付けて、ようやく形が見えてきた「ハーフアームチェア」たち。 いよいよペーパーコードの座面を編み込んで、完成となります。 まだまだ黙々とした工程が続きますが、深呼吸をして気持ちを整えてから、しっかり臨みたいと思います。 (僕は朝起きて、そして作業の前に必ず"息長"をします。忍者の呼吸法です。)


- Jan 24, 2021
「土日の作業」
久しぶりに土日の作業となります。 平日はショールームに妻と子どもたちがいるのですが、土日に作業をするとなると、僕ひとりになります。 リズムと集中力が鍵となり、ご飯も食べずにぶっ通しで行う「削り出し」の作業をするには、もしかしたら程よいのかな・・・なんて勝手に考えての志願出勤です。 妻に相談すると「エンジョイ!」と(笑)。 でも、遊びに行くかもしれないなんて言ってくれて、優しいなぁと◎ ショールームには組み上がって、さすり仕上げも終えた椅子たちが「笠木待ち」で待機しております。 さぁ、今日も焦らず、逸らず、落ち着いて。 黙々と、淡々と、そしてコツコツと頑張ります。


- Jan 22, 2021
「建築士さん」
打合せのために建築士さんが来訪されました。 この方とお仕事をさせていただいて、いいなぁと思ったのは、設計の過程はもちろんですが、「お家を立てた後」の、アフターメンテナンスの際に送られてくる写真や文章。 「〇〇さんの色がしっかり出てきて、よりいい空間になってきていました。」という言葉と一緒に、「人」が入った写真を送ってくれること。 「木の家具」もそうだけど、「家」はもっとそう。 建てて100点で、そこから減点されていくような建物や素材が増えてきた中、完成してからがスタートで、どう加点されていくかという「その先」を大切にしているのだなと、その写真や言葉から伝わってきます。 そして主役が「人」であることも嬉しい。 写真には、シンプルにその人の思考と視点が写っているので、その写真の「目当て」が見えてきます。 そこに住んでいる人の様子であったり、その人に寄り添う道具の様子が写った写真には、「何を大切にして、どんなイメージで設計しているのか」が見えてきます。 綺麗な写真を撮って、アピールすることが簡単なこの時代の中でも、何を大切にするといい住まいの形にたどり


- Jan 21, 2021
「笠木を削り出します」
脚や座枠、貫を丸くする工程を終えて、一度工房を綺麗にしてから、一回目の組に入りました。 そして最後の工程である「笠木」を削り出していきます。 まずは帯鋸で角度を付けてカットしてから。 これらの工程も最初のときから比べたら、かなりスムーズに、そして品よく進めることが 出来たと思います。 良いデザインができていく過程はもちろん、良い工程で進めることができるようになるのも、お客様のおかげだなぁと、心から感じております。 感謝の気持ちを大切にして、今日もコツコツ頑張ります。


- Jan 20, 2021
「ようやく仮組み」
ここ最近は工房が一段と冷え込み、作業の進行にも支障を来たすほどでした。 そんな中、ようやく丸棒の工程を終えて、仮組に辿り着くことができました。 工房に日が入る時間帯に出社して、日が沈む時間帯まで休憩なしの通し作業。 日が沈む頃には、どんなに厚着をしていても背筋が凍るような寒さになるので、さすがに避難します。 どうしてこんなに気を付けているかというと、シンプルに「風邪を引いて、迷惑をかけないように」です。 家族にもそうですが、このご時世、人と接することがない僕が、無理をしたからといって風邪を引き、症状が悪化して病院にお世話になるとしたら、それこそ医療従事者の方々に多大な迷惑がかかってしまいます。 体を冷やしてしまうと免疫がとても下がるので、絶対に避けていることの一つです。 これを避けるために、油断せず、時間帯を工夫して集中し、暖を取りながら作業を進めている次第です。 こんな状況をご理解いただき、温かいお言葉までかけてくださるお客様のためにも、精一杯の真心を込めて製作に臨みたいと思っています。


- Jan 18, 2021
「脚の加工」
とても冷え込んだ朝。 温かいお味噌汁にホッとため息をつく、息子が可愛くて癒されました。 工房に光が差し込むも、なかなか温度が上がらず、、、。 でも、今日は脚を丸棒にする加工なので、接着はなく、厚着をして温めていれば何とかなりました。 この椅子は丸棒で構成されていますので、ここも大切な工程のひとつです。 一本一本コツコツ太さを測りながら、削って磨いて仕上げていきます。 明日も引き続き、貫と座枠の製作を、コツコツと頑張りたいと思います。


- Jan 17, 2021
「朝ご飯」
朝ご飯について、色々楽しく考える日々でございます。 欲を言えば、玄米や五穀米、焼き魚も取り入れていきたいのですが、栄養面などの目に見えない͡コトを”考え過ぎる”と面白味がなくなり、ワクワク感やホクホク感もなくなってしまいます。 一番気を付けているのは、凝り過ぎ、やり過ぎ、考え過ぎと言った「ストレス」を抱えるようなメニューや日々。 でも、栄養さえ取れていればなんでもいいという、メニューも味気なくて、、、。 味覚はもちろん、視覚、臭覚、触覚、聴覚まで自然と楽しめて、子どもたちが大きくなって、そしてその家族にも「作ってあげたい」と本能的に思ってもらえるような、感覚に響かせることも大切にしていきたいと、思っています。 様々な本を読みながらも、妻と息子と話し合って、家族の好みのバランスを考えて、みんなが楽しく、そして一番元気になるであろうメニューを試みています。 「目に映るモノゴト」と「目に映らないモノゴト」のバランスと取りながら、子どもたちが一日を最も楽しく過ごせそうな朝ご飯を、これからも楽しく作ろうと思います。


- Jan 14, 2021
「笠木」
ハーフアームチェアの笠木(背もたれ)の工程も進めていきます。 分厚い木を帯鋸でゆっくりカットしていくのですが、切れ味が良くて嬉しい。。。 どんな機械でも、刃物の切れ味がいいことが大事だと思っていて、 機械の性能が良くても刃物の切れ味が悪いと、シンプルにストレスを感じます。 この笠木を切るときに使っている帯鋸は、小さめの「10インチサイズ」でモーターも小さいのですが、使っている刃物が素晴らしく切れ味がよくて、「焼き」も刃物にしかかかっていないこともあり、摩擦にも強く、耐久性も素晴らしいです。 この刃物のおかげで、ストレスを感じることなく、作業を進めることができます。 とてもありがたいことです。 今回お造りしているのはチェリー材と楢材のアームチェア。 どんな仕上がりになるのか、今からワクワクしています。 サンプル部材を組み立てて、完成のイメージを膨らませて、製作工程を細かくチェックしていきます。 今回は展示用にも製作しているので、お問合せいただきお待ちいただいている方々にも、早くご連絡したい次第でございます。 今日は、墨付けした脚の加工に進んでいき、