

- Apr 30, 2021
「zoom & ペーパーコードの編み込み」
今日は午前中に「zoom」を使って、カップボードの打ち合わせをさせていただきました。 お客様からのありがたいご提案で、もちろんはじめての試みでした。 不慣れなところは多々ありましたが、とても使い勝手のいい「その家、その家族のためのカップボード」ができると思います。 製作はもちろん、製図してくれる妻も今から完成を楽しみにしています◎ そして午後からは、塗装したオイルの乾燥を待っていたハーフアームチェアの座面にペーパーコードを編み込んで、いよいよ完成を迎えます。 今回の製作は、こどもたちの新生活を支えるために、夜は作業が終わり次第すぐに帰宅していたので、なかなか写真が撮れなくて、ブログも短い文章で綴ることが多かったり、日にちが飛び飛びになってしまいましたが、こうして完成を迎える頃に、こどもたちも僕たちも落ち着いてきて、いい光の中で写真に収めることができました。 お届けもあと少し。 いつもお待ちいただきまして、本当にありがとうございます。 今回もしっかりと心を込めてお作りすることができたと思います。 早い方は昨日から、カレンダー通りにいくと明日からGW


- Apr 28, 2021
「微調整。」
本体に笠木を取り付けて、いよいよハーフアームチェアが組み上がったので、全体をペーパーでさすって仕上げて、そして再度、笠木のカーブの微調整を。 接着には時間がかかるので、妻に手触りを再確認をしてもらう前日には、接着を完了させておき、この作業を加えることを新しい工程に加えようかなと考えています。 確認はひとりよりも、ふたり。 自分の感覚も大切にして、他の人の感覚も大切にできたら、より理想の仕上がりになるのではと思っています。 鋭すぎず、眠すぎず、ちょうど良いところを目指して、ゆっくり削っていきます。 以前に「シェーカースタイルのテーブル」をお作りさせていただいたご家族から、オーダーいただいたハーフアームチェア。 椅子という人々の生活を支える大切な道具を、こうしてオーダーいただける幸せを噛み締めながら、最後のオイル仕上げに臨みました。 あとは、座面のペーパーコードを手で編み込んで完成です。


- Apr 27, 2021
「ハーフアームチェア」
お待ちいただいているハーフアームチェアの製作です。 木取りからスタートしてシーズニングも終えて、笠木の工程がコツコツと進んでいます。 こうして木を削っていると、新しい鉋が欲しくなってしまい、特殊な反り鉋をオーダーしようか迷っています。 椅子は一脚作る際に、必ずもう一、二脚スペアを製作します。 すべての部材ではないですが、笠木など時間を要する箇所は特に必要としていて、作業効率もそうですが、失敗してしまった際にもとても役に立ってくれます。 失敗することはほとんどなく、次にご注文いただいた際にしっかりと使えるように大切に保管しておきます。 こういった方法も含めて、修行時代に見ていた椅子の製作風景や、実際に行った工程を思い返すと、師匠も色々と工夫していたのだなぁと、改めてそのすごさを実感しています。 組み上がりが楽しみです。 ドキドキするけれど、やっぱり楽しみ◎


- Apr 26, 2021
「ローソファ」
今回、無事に完成を迎えてお届けしたのは、楢材で製作させていただいた「ローソファ」。 ご新築されてからお使いいただいている「シェーカースタイルのテーブル」と「リビングボード」と同じタイミングでご依頼いただきました。 いつも椅子の張り座をお願いしている職人さんは、ソファの張り替えや製作も行なっているので、今回も色々と相談に乗っていただき「座り心地」「耐久性」、そして「ローソファ」という特徴にあった「クッションの硬さ」を、細かくアドバイスしていただき、微調整にもお付き合いいただきました。 ローソファをご希望された理由は、一段低くなっている「キッズスペース」から「リビングスペース」を眺めた時に、圧迫感が軽減できるように。 僕たちからは「脚タイプ」と「台輪タイプ」の2種類のデザインをご提案させていただき、今回は「高さをより抑えることができる」台輪タイプのデザインをお選びいただいたという経緯です。 ローソファの特徴である「高さが低い」ことによって、こどもたちが集まりやすい場所になると思い、木のフレームは「R加工」を中心としたデザインに。 ただ、丸々しすぎて"

- Apr 22, 2021
「こどもの椅子」
「ご友人の出産祝いに!」と、ご依頼いただいた桜の「こども椅子」です。 ペーパーコードを編み込んで、無事に完成を迎えました。 この椅子のコンセプトは以前ご依頼いただいた際のブログにも綴っております通り、お子様とコミュニケーションをとってもらえたらいいな!という道具になっています。 →こども椅子 「無言で保証された安全。」ではなくて、「ちゃんと座るといいことがある」ということや、「自分のモノを大切にすると、その優しさはきっと返ってくる。」ということ・・・そんなことをお話しながら、一緒に使ってもらえたらいいなという道具です。 「こどもだからしょうがない。」と思う時も、きっとあると思います。 その「しょうがない!」にたどり着くまでの道のりを、たくさんコミュニケーションを取ることで、思わずクスクスと笑ってしまうような大人もこどもも共に成長する「共進化」の瞬間が待っているような気がします◎ こどもの椅子ということで、サイズは小さいです。 その小さなサイズに詰まった想いは、なかなかの大きさだと思っています。 たくさん使っていただいて、思い出を残していただけたら


- Apr 17, 2021
「心を込める」
息子が進級して、娘がこども園へ通うようになって、一週間が経ちました。 「こんなにもデリケートは一週間を過ごしたのは初めてだったね(笑)」と、妻と笑った金曜日の朝。 元気に登園登校してくれていたけれど、朝も夜もご機嫌の角度がコロコロ変わる様子を見て、小さな体で一生懸命頑張ってくれていることが”ひしひし”と伝わってくる日々でした。 どんな角度の機嫌でも”心を込めて”抱きしめることができるように、”込めたい心”をなくさないようにと、僕たちも工夫の日々でした。 これは家族、こどもたちに関してのことだけではなく、物作りをする人として、そのモノに「心を込める」ことができたら良いなぁ・・・と、いつも思っています。 物作りのお仕事に限らず「心を込めて」お仕事をするのは、もしかしたら当たり前のことなのかもしれません。 そんな「当たり前かもしれない」ことをするために、常に心を充実させたいと日々、工夫しています。 それはとてもシンプルに「睡眠をとる」ということ。 木工を始めるまで、睡眠不足がつづくような仕事をずっとしてきました。 「嫌だった。」という感覚よりも、「なる


- Apr 15, 2021
「洗える生地」
楢材のオイルフィニッシュ後の色と相性がとても良くて、空間に優しくアクセントとなる色の生地。 そして、今回お選びいただいたクッションの生地は「洗える」タイプ。 「洗える」ということはカバーを「取り外し」することができます。 「取り外せる」ということは「ファスナー」が付きます。 どこに、どのように付くのか。 そして「取り外している間」はどうするのか。 職人さんがとても親切にアドバイスしてくださり、とてもいい着地点にたどり着けたと思います。 明日からまた「脚物」の製作がスタートします。 ご出産のお祝いにとご依頼いただいた「こども椅子」。 テーブルをお使いいただいているご家族へ「ハーフアームチェア」。 玄関先にスタンダードスツールをサイズカスタムした「スクエアスツール」。 すべて丸棒で構成された脚物たちです。 木取りから集中して、そして心を込めてお作りさせていただきます◎


- Apr 14, 2021
「オイル仕上げ」
今朝は雨も上がって、気持ちいい天気の中、製作をスタートすることができました。 組み上がったローソファのクランプを外して、チリを鉋で整えて、その後に細かな箇所を補強の工程を。 そして、最後に全体にペーパーをかけてから、いよいよ「オイル仕上げ」です。 妻に細かな傷やボンドの残りなどがないかを確認してもらいながら、いつも通り丁寧に作業をしてもらいました。 明日にはオイルが乾燥しているので、クッションを置いての撮影となります。 様々な想いが詰まってご依頼いただいたこの「ローソファ」の詳細は、お届け後にしっかりと書かせていただこうと思っています。


- Apr 13, 2021
「ソファの本組み」
今日は久しぶりの雨です。 息子は6時間授業がはじまり、娘は「慣らし保育」が終わって、いよいよ給食とお昼寝を兼ねた園生活がはじまります。 みんなそれぞれの新しい生活を頑張っているので、僕たちもしっかりサポートしながら、製作にも集中していきたい日々です。 工房ではローソファの本組みへ。 「組む」と一言で言っても、ボンドのオープンタイムもあるので、全部一気に組み上げることは難しく、まずは柱たちと座枠を組み、そのあとに背板、アーム枠、そして台輪にくっつけるという順番で作業の段取りを整えました。 一つ一つの精度を確認しながらコツコツと。 時間はかかりますが、一番落ち着いて進めることができる方法を選んでいきます。 接着するまでの時間を、次にご依頼いただいている"子ども椅子"と"ハーフアームチェア"の木取り、そしてカップボードの図面を妻と打ち合わせ。 そんなお昼休み、現像が仕上がったフィルム写真が兵庫のラボさんから届きました。 思い出深い記念の写真がいっぱいあり、そこには桜もたくさん写っていたので「桜が二回咲いたみたいだね。」と、みんなで心踊らせていました。


- Apr 12, 2021
「ソファ仮組み」
ローソファもいよいよ形が見えてきました。 コツコツと進めてきたそれぞれのパーツを、チェックしながら「仮組み」をして、「本組み」のシミュレーションをしていきます。 アームの高さや水平、柱の角度などを細かく確認しながら、本組みのときに必要な道具や確認事項も拾い出して、どこに何を置いて、どう動くかなどなど確認していきます。 一段下がったキッズスペースからの視界や、日ごろの生活スタイルからご希望された高さが低いこのソファ。 クッションの製作をお願いした職人さんも、このソファの特徴をしっかり考えてウレタンの構造や枚数、硬さを調整してくれました。 完成が本当に楽しみです! 温かく見守って下さっているお客さまのためにも、最後まで集中して、そして心を込めて製作に臨みたいと思います◎


- Apr 9, 2021
「ソファの柱たち」
試行錯誤していた方法でも、うまくいかない時があります。 うまくいかないというよりも、もっと「正確で安全な」いい方法を思い付いたりすることがあります。 それをひとつひとつ確認しながら、どちらが綺麗に、正確に、安全に作業できるかを比べていきます。 シンプルに見える構造ほど、複雑で細かい治具が必要だったりするので、それがまた面白いところです。 今日もなかなか集中力を要する作業が続きますが、コツコツ頑張っていきます◎


- Apr 7, 2021
「シロツメクサ」
登園初日の帰り道、家の前に咲いていたシロツメクサ。 僕にとって、シロツメクサが娘の登園初日と強く結びつく思い出の花になりました。 挿し木でも成長するということなので、庭に植えてみようとなりました。 今朝、様子を見に行くと萎れてはいなかったので、もしかしたらイケるかも◎ 息子は今日から三年生。 朝ご飯もいっぱい食べて、元気よく登校していきました:) さて、今日も一日ご安全に、コツコツ頑張ります!


- Apr 6, 2021
「台輪と座枠」
朝早く工房に向かい作業をして、その後一度帰宅し、こどもたちの行事を見守ってから、また工房に戻って。。。という時間を工夫する日々が続く4月です。 そして、ソファの図面とにらめっこしながら、妻とさらなる詳細を詰めて、改良を重ねながらコツコツと工程を進める日々でもあります。 ソファの台輪と座枠を組み、明日きれいに仕上げてから、またこの二つを組みます。 全く見えなくなる部分ではありますが、強度、そして少し自重も欲しかったので、今回はこういった箇所も無垢材で構成しています。 ボード類と同じく、急にドンドン形が見えてきそうなソファという家具。 完成がとても楽しみです◎ 明日も微調整を繰り返しながら、楽しく製作に臨みたいと思います!


- Apr 5, 2021
「ソファの木取り、シーズニング」
娘の入園式を終えて、僕はそのまま工房へとんぼ返り。 木取りを終えて「シーズニング中」だったソファの部材の様子を見ながら、加工を進めていきます。 今回の楢材も本当に素晴らしくて、自然の恩恵をヒシヒシと肌で感じています。 難しい加工が続きますが、春の陽気を力に変えて、コツコツと集中して製作に臨みたいと思います。


- Apr 5, 2021
「2年間」
1歳を迎えた娘を抱っこしながら、こども園の申込書に記入する妻に、ふと「もう少し一緒にいたい」と声をかけたのを、昨日のことのように覚えています。 あの日から、工房で一緒に過ごした「2年間」は、本当にあっという間に過ぎていき、早くからこども園にお世話になった息子とは、また少し異なった感覚で共に成長することができたと思います。 そして今日、いよいよ「入園式」を迎えました。 少し緊張した面持ちではありましたが、挨拶をしながら名札を受け取り、短縮された式を終えて、淡々と席について、その後は遊具で思いっきり遊んで、ほっと胸をなでおろしながら「女は度胸だね笑!」と妻は笑っていました! 妻に「もう少し一緒にいたい」とお願いしたのには、ただ「可愛いから、そばに置いておきたいから」という訳ではなく、昔の息子の姿を思い出してのことでした。 息子を未満児からこども園にお願いして、毎朝見送っていた訳ですが、嫌がることは思い出せる限り一度もなく、2歳になってからの授業参観のとき、途中でお別れする際も、泣くのをぐっと我慢するような子でした。 年少、年中、年長と元気に成長する姿