
- Sep 29, 2021
千里の道も・・・
一歩からというように、一本ずつコツコツとベンチの座面を編み上げていきました。 毎回、編み終えて集中力が切れてくると同時に、少しずつ手が痛くなってきます。 張り具合もいい感じで、心地よく座っていただけると思います。 次に製作を控えている洗面台の天板や金具などで、現在展示スペースがいっぱいなのですが、妻に協力してもらってスペースを作り、なんとか撮影することができました。 お届け後に、また詳細をアップいたします◎


- Sep 28, 2021
ペーパーコードベンチの編み込み
本体が組み上がり、仕上げの磨きを施して、オイルを塗布しました。 そして今日からいよいよ「ペーパーコードの編み込み」です。 スツールやハーフアームチェアの編み込みとは別格に時間を要する行程となる、このベンチの編み込み! 順番を間違えないように集中して、締め込みも調整しながらリズムを大切にして一気に編み込みます。 このペーパーコードの編み方はたくさんあり、釘を使って裏を編まずに、時短と材料を削減するという方法も多く取られています。 ヴィンテージチェアの編み直しをご依頼されたときに、色々と勉強しましたが、本当に素晴らしい工夫だなと感嘆していました。 ただ、僕は釘を使わずに表も裏もすべて編んでいく方法を選んでいます。 「座枠に釘を打つ」ということに、なんとなく、なんとなくですが、気が引けるというのがその理由です。 ということで、今日もしっかり集中して、コツコツ頑張りたいと思います!


- Sep 27, 2021
ペーパーコードのベンチ 1250
体調が回復してから、ゆっくりと製作をスタート。 ずっとお待ちいただいていたベンチの製作です。 木取りを終えていた楢材を、寸法通りにカットしてから、旋盤で丸くしていきます。 同じ機械を使用するということで、合わせてスツールの製作もスタートです。 ペーパーコードのストックも無くなってしまったので、今回の製作に合わせて、これから先にご依頼いただいているハーフアームチェアやスツール、新しく製作しているダイニングチェアの分まで注文しました。 オイル同様に、ペーパーコードも「鮮度」を大切にして、買い溜めをして、ストックとして保管しておくということは、なるべく控えています。 意味があるかどうかは、わかりませんが、僕がなんとなく大切にしているところです。 ただ、このご時世、配送さんがお忙しいと思っているのと、環境のことも考えて、鮮度が保てそうなものに関しては、昔よりも少し多めに注文をして、配送さんの手間、CO2削減などを意識した行動が取れたらいいなと思いながら、工房でのストック管理表をチェックして工夫しています。 ひとつひとつ、できることからコツコツと。 今日も


- Sep 22, 2021
ようやく回復。
晴れたり曇ったりの朝でしたが、お昼は晴れ間が多くなってきました◎ 昨夜はあいにくの天気で、みんなでお月様を見ることはできませんでしたが、お隣さんから萩の花をいただいて、お月見団子をお皿に積み上げて、雰囲気を存分に楽しんでいました。 そして、2回目のワクチンを接種した僕と妻も、ようやく、、、ようやく体調が戻り、昨日から少しずつ動けるようになってきました。 熱はほどほどでしたが、僕は関節痛、妻は頭痛が酷くて、数日間何も手につかず、両親と息子に助けられっぱなしの日々を過ごしてしまいました。 僕は薬を服用することができますが、妻は授乳に影響のない弱い薬のみの服用でしたので、僕なんかよりもずっと大変だったと思います。 風邪ではないので移してしまう心配がないのがせめてもの救いで、子どもたちと顔を合わせることができ、子どもたちのストレスを少しでも軽減できたことがよかったかなとは思っています。 こうしたときも、家族全員で乗り越えることができて、ホッとしています。 さて、気持ちを切り替えて、しっかりと製作に臨みたいと思います。


- Sep 21, 2021
ハーフアームチェア(山桜)
今回、製作をご依頼いただいたのは、以前使用していた工房のご近所にお住まいの方で、学校の美術の先生をされていた方。 趣味でも陶芸をされていたり、茶道を学ばれていたりと、日々感覚を研ぎ澄まされている方で、こうしてハーフアームチェアを選んでいただけたことが、とても嬉しかったです。 「気持ちを込めることができるタイミングで」と応援してくださり、しっかりとお時間をいただいての完成、お届けとなりました。 「アメリカンブラックチェリー材」とは異なる「山桜」。 木取りからはじまり、様々な工程をすすめる中、工房は「桜餅」と同じ、とてもいい香りに包まれながらの製作となりました。 ペーパーコードの座面はとても座り心地がよく、特に編み終えたばかりのペーパーコードは張りと弾力があり、気持ちよく座って頂けます。 素晴らしいのはその後で、座っているうちに張りが取れて、少しずつ自分のお尻の形にフィットしてくれるようになり、さらに自分に合った座り心地になってくれるところだと思っています。 ところが、ふと「少しお尻が痩せてね!」というお話があり、ペーパーコードでもちょっと痛い箇所が


- Sep 17, 2021
ペーパーコードの座面
運動会で踊る「ソーラン節」の練習を楽しんでいる息子を見送って、「もののけ姫」に夢中の娘を送り届けて、工房に向かう準備が整うまで、僕と次女はお庭で歩きながら運動をして、体と心を整えます。 昨日は日差しが強かったのですが、今日はとても涼しくてたくさん歩き回って、走る車が見える道路まで行き、少し次女に新鮮な風景を見てもらうこともできました。 さて、今日はいよいよ「山桜のハーフアームチェア」の座面をペーパーコードで編み込んで完成を迎えます。 昔はとても時間のかかる工程でしたが、今では昔の半分以下の時間で編み上げることができるようになって、コツコツ研究して頑張ってきた甲斐があったなぁ。と感じています。 まだまだ淡い色の山桜。 これから少しずつ濃くなり、艶のある美しい赤褐色になっていくことと思います◎


- Sep 16, 2021
山桜のハーフアームチェア
ハーフアームチェアの脚を木工旋盤で丸くしながら、ふと、窓から見える国道を見て「少しずつ暗くなる時間が早くなってきたなぁ。」と感じておりました。 昨日丸くした脚と座枠と貫を組みあげて、本日はコツコツと笠木の削り出しをして、その間に妻がオイル仕上げをしてくれる工程です。 削り終えた笠木を本体と組んで、最後にペーパーコードで座面を編み込んで、いよいよ完成を迎えます。 工房も涼しくなってきて、作業がしやすくなってきています。 こんなときに思わず無理をしてでも、工程を進めたくなるのですが、落ち着いて深呼吸です・・・。 リズムを大切に、まずはご依頼いただいている目の前の製作に集中して、一歩一歩進むこと。 お届けまであと少し。 お待ちいただきまして、本当にありがとうございます◎


- Sep 13, 2021
新たな製作へ
9月にお届け予定の山桜材のハーフアームチェアの製作がスタートします。 今回のハーフアームチェアを含めて、まだまだハーフアームチェアのご依頼をいただいており、本当に嬉しい限りでございます。 少し前に形にしていた笠木。 この笠木の作り方も、本当に色々あります。 安心安全のためとスピード、そして強度のために、作るたびに治具の調整をしています。 大幅に変わったことはなく、本当に些細なところばかり・・・。 でも、その繰り返しがとても大切◎ そして今日は新作のペーパーコードのベンチの木取り、洗面の木取り、スツールの木取りもとブンブン木を振り回しておりました。 シーズニング中にまた、一歩一歩工程を進めていきたいと思います。


- Sep 13, 2021
自分で直して使う。
最近調子の悪かった「おむつ用のゴミ箱」を修理しました。 外蓋を閉めると、自動で閉まりにおいをストップしてくれる「中蓋」が動かなくなったので、修理をしました。 分解しながら構造を確認して、悪い箇所を探して直していきます。 バネの力で、バネを支えていたプラスチックの支柱が折れていたので、アロンアルファでしっかりと接着して、バネをはめ直して組み立て・・・無事に修理は完了! いままで通り動くようになり、妻は大喜び◎ これからも大活躍してくれることでしょう! 直せるものは、直して使う。 自分で観察して、原因を考えて、行動する。 子どもたちにいつも伝えていることを、まずは僕たちが実行しています。


- Sep 10, 2021
カップボード 2500mm
今回、無事に完成を迎えて、お届けできた大きなカップボードです。 メールにてお問合せいただきまして、たくさんの打合せにお付き合いいただきました◎ 木の素材は「楢の木」で、扉には「藤」の四つ目編み、取手には美しい「真鍮」のつまみと、それぞれが経年で美化していく素材を使用しています。 サイズは「W2500 D461 H850」で、壁にピッタリと収まるように、設計されています。 「少し和の雰囲気を加えたい」と「藤の扉を使いたい。」というご希望を踏まえて、デザイン構成を進めていくことに◎ 「和の雰囲気」と聞いて、妻が真っ先に「木の種類や、色、表面的なデザインも大切だけど、直線と陰影を使って"趣"で和を表現したいな。」と口にしたのを覚えています。 扉や抽斗、巾木も統一された数値で収納本体から少しセットバックさせていて、閉まった状態で生まれる陰影がとてもいい雰囲気を醸し出してくれます。 抽斗の取手には、直線的で"茶箱"のような雰囲気も併せ持つ「木の彫り込み取手」を。 U字の溝が彫ってあり、指をかけて腕で引くことができるので、重いお皿などをたくさん収納されても、

- Sep 7, 2021
抽斗の取手
今朝はとても涼しい風が吹いていて、心地よいスタートを切ることができました。 展示スペースでは、妻がしっかりとオイル仕上げをしてくれて、その間に僕は、工房で大きな天板を仕上げて、藤を張る準備に取り掛かっていました。 工房内も、とても集中できる気温だったので、集中して藤を張ることができました。 タイトルにある「抽斗の取手」はこんな感じ◎ 今回は少し和の雰囲気も取り入れたいというご希望があり、抽斗の取手やユニットにも直線的な陰影が少し入るようなデザインになっています。 僕も妻もとっても気に入っていて、これからもこのデザインを取り入れていこうとお話をしていいました:) 明日は写真撮影をして、いよいよバンに積み込みです。 運転中も傷が付かないように、しっかりと梱包してお届けにいきたいと思います◎


- Sep 6, 2021
藤の扉収納
抽斗の鏡板の加工と、「四つ目編み」の藤の扉の加工が進んで行きます。 藤の扉の中は、可動棚で高さを調整して、色々な高さ、大きさのものを収納することができます◎ 藤という素材は個人的にもとても好みで、これからもたくさん使って行きたい素材のひとつです。(今回は「四つ目編み」という模様を使用します。) 今回のカップボードは扉収納と抽斗収納、双方を備えています。 「扉の収納」、「抽斗の収納」、さてどちらが便利なのでしょう。 おすすめというのは特になく「何を収納するのか」「普段使う食器や家電、道具たちにはどういったものが多いのか」によって、つまりは生活スタイルによって便利と感じるポイントが違うので、一概に「オススメします!」とはいかず、「愛用している道具たちを教えてください◎」とお知らせしております。 明日はいよいよ藤を張る加工、そして天板も仕上げて、完成を迎えます。 最後の最後まで、そしてお届けまで緊張感を持って、しっかり製作に臨んで行こうと思います◎


- Sep 5, 2021
家族写真を持っていく。
娘の通うこども園から「家族写真を持ってきてください!」とのことで”パシャリ”! (両親も入ったバーションがありますが、ここでは僕たちだけの写真を。) 撮影場所は「和室」。 隣にも子どもたちの”本来の遊び場”になっている和室があり、襖を開けていつもお仏壇が備えられているこちらの和室までエリアを広げて遊んでいます。 なので、普段からとてもにぎやかな場所になっているのですが、僕たちも両親も「にぎやかでご先祖様も喜んでいるわ!」と、喜んで開放していて、次女に関しては”りん棒”を振り回しては「チーーン!!」と大きな音を鳴らして、得意げにほくそ笑んでいます笑。 長女の口から「家族写真撮ろうよ!」なんて言われたので、ついつい嬉しくなってたくさん撮ってしまいました! さて、しっかり体を休ませて、明日からの製作に集中して臨みたいと思います。


- Sep 3, 2021
2500のカップボードを組む
夏に戻ったかのような日々から、また一転、湿気を帯びた空気が工房を包んでいます。 そんな中でも、落ち着いてコツコツと製作は進んでいます◎ トータルでは2500mmの大きさですが、ユニットが分かれた作りになっているので、片方は約1300mm、ゴミ箱スペースを挟んで、約600mmの抽斗ユニットで構成されています。 これから、組み上がった本体を綺麗に磨いて、オイル仕上げの工程に移ります。 それからいよいよ藤の扉、抽斗の鏡板の加工です。 完成、お届けまであと少し。 心を込めて製作できるように、日々の生活のリズムもしっかり大切にして、身も心も充実した状態で、しっかりと製作に臨みます◎ 1週間があっという間ですが、ご安全に過ごせました。 おかげさまです:)


- Sep 1, 2021
Tivoli Audio
工房でずっと使用していたスピーカーが、ここ数年ずっど調子が悪くて、どうしたものかとずっと悩んでいましたが、ついに充電もできなくなってしまい、世代交代のときを迎えてしまいました。 本来ならば、ボードの上にアンプを置いて、手作りしたスピーカーを置いて、レコードプレーヤーでレトロな音を・・・と考えていましたが、冷静に「目的」を考えて、いままで通り「bluetooth」機能があるスピーカーを、置くことに決めました。 その目的はいたってシンプルで「展示ルームで心地よく音楽を聴くため」です。 展示ルームは、完成した家具の写真を撮影したり、子どもたちのために展示の家具を移動したりと、フットワークの軽さがとても大切になってきます。 それも含めて、考えた時にパッと頭に浮かんだのが、やはり「TIvoli」でした。 いわずもがなの「Tivoli Audio」の佇まい。(まだ箱ですが。) 僕は、頻繁にラジオも聴くので、それもまた嬉しい限りの機能で、Bluetoothもスムーズに繋がり、展示ルームでは、子どもたちが英語のCDを聴いたり、お客様がいらっしゃった時はBGMも流