"椅子"ができました。 座面は"ペーパーコード"なので、心地よい弾力で長く座れように、そして"軽く"持てるように仕上がりました。 90歳を越えても、驚く程きれいな姿勢で椅子に座る"曾おばあちゃん"と同居している僕は、年を重ねると、日頃使っている道具のどこに"不"を感じるかを...

"虎視眈々"と"墨付け"の線を狙う。 "虎視眈々"と。 工房では基本的にラジオを聴いているが、ちょっと前にこんな歌詞が含まれた曲が流れていた様な気がする。 この使い方でいいのだろうか・・・。 お届けの日にちは迫ってきているが、気持ちは落ち着いている。...

"笠木"＝"背もたれ"。 削り出し、曲げ木、積層などなど、作り方は色々あり、椅子のスタイル、用途によってその方法が変わります。 一枚の板を薄く挽き割るとき、昔から相棒として頑張ってくれている"小さな帯鋸"が、すばらしいカットの精度を見せてくれます:) 君には本当に感謝しているよ。

日が落ちるのが早くなったせいか、夜の時間帯の感覚が鈍りがちで、製作に集中していると、"もう夕飯の時間！" なんてことが、増えて来ました。 体が主体のお仕事なので、ご飯はしっかりといただきます。 そんな夕飯の風景は・・・ "ドラキチ(中日ドラゴンズの大ファンの通称)"の父が、...

椅子を作り始めると、どこに行っても"座っている人の姿勢"をじーっと見ちゃう。 食事に行っても、本屋に行っても、ディーラーでオイル交換待ちのときでさえも・・・。 人の動きが複雑になればなるほど、道具は簡素なものの方がいいのかも。 何をするために"座る"のだろうか。 はてはて・・・。

台風が上陸して、東海地方も少し影響を受け、雨が降り、湿度があがり、作業がまったく進まなくなり、関東出張が近いから余計に焦りまくり・・・。 でも、この切羽詰まった感じがいい:) ダイニングチェアの座面を製作するための"治具"を製作。...

ベンチ３連続製作の最後はナチュラルのペーパーコードの"bench 1150"。 お持ちのダイニングに合わせて、長さも奥行きも少し広くして。 そして脚も少し丸絞り。 今回製作させていただいた3台は、それぞれ大きさ、素材、そして使い方にも違いがあります。...

ベンチ３連続製作の第2弾はブラックのペーパーコードを使った"bench 1050"。 玄関先に置いて、家族の"いってらっしゃい！"と"いってきます！"、"ただいま！"と"おかえり！"に耳を傾けています。 お客さんが来られたときは、ダイニングにて盛り上がるお話に耳を傾けている...

ベンチ3連続製作の第1弾は、ホワイトアッシュという白い木で製作した"bench 900"。 お子さんがまだ小さいので、足を乗っけることができるようにしたい。 兄弟で並んで勉強したい。 なるべく長く座っていられるように。 色々な想いを連ねて、用途を一番に考えてカタチにしました。

毎日、ひとつひとつ仕事を進めて行きます。 こうして淡々とdiaryを記して、また明日からの工程や天気を確認して、必要な材料を再確認して。 ベンチをお届けした後は、テーブル、ブックボード、デスクやサイドボード。 僕の部屋に欲しいものばかりをお作りします。...

最近の楽しみは工房の温度をチェックすること。 そんな中、ベンチのペーパーコードを編み続ける。 これから編み込むペーパーコードの長さを計算すると、トータルの長さは約1000m。 千里の道も一歩から。 何事も一歩を踏み出すだけ。 ペーパーコードを編む前にいつも思い出す。

夏だから暑いのですが、これほどまでとは・・・。 そんな中、試作は続く。 色々な技術が集結する椅子。 "何かをするため"に座る道具である椅子。 その"何か"を"しやすくするため"の技術の集結です。 ここが原点であることを大切に大切に。

"ホワイトオーク"に"ソープフィニッシュ"のスツール。 今回は"Yチェア"と合わせて使いたいと、リクエストをいただきました。 福岡からご注文をくださり、本当に嬉しい限りです。 ありがとうございます。

いよいよ椅子を作ります。 ゆっくり形にしていきます。

"ペーパーコード ベンチ1200"。 "ホワイトオーク"と"ブラックペーパーコード"。 ベンチのサイズは"1.2m"。 ペーパーコードの長さはトータルで"320m"。